あなたはうつ病の家族にこんな間違った接し方や禁句を言っていませんか?

From:宮里竹識
下北沢の自宅より、、

あなたは、うつ病の旦那や嫁と接するとき、
こんな間違った接し方や禁句を言っていませんか?

●抱えている問題を解決してあげようとする
●ストレスにならないように、自分のことは自分で決めさせる
●人と話をするのが怖くなっているから、一人の時間を作ってあげる

これらは、私がうつ病の妻に対して実際にやってしまった誤った
接し方や禁句でした。

その詳細については後ほど話をしていきますが、
まずは、うつ病は自覚しにくい病気であるということから話をしていきます。

うつ病は仕事や私生活などの様々な場面でストレスがたまっていき、
徐々に心からエネルギーを失っていく病気です。

はじめのうちは、
ちょっとした体調変化や気分が落ち込むといった程度で
病気とは思わないことが多いです。

憂鬱、頭痛、食欲不振、悲観的になる、絶望を感じる、
眠れなくなる、意欲が低下するといった症状がでます。

最近調子悪いなぁ、
と思って内科にかよっても原因は分かりません。

調子は悪いままだけど、
頑張れば何とかなる
頑張らなきゃいけない
という気持ちで頑張り続けます。

頑張っても頑張っても成果が出せずに、
自信を失っていきます。

●何とかしようともがいていたけど、出口が見えない
●自分が周りにどう見られているのか気になる
●ポジティブな評価をもらっても疑ってしまう

少しずつ心のエネルギーが尽きていきます。

段々あきらめの気持ちが強くなり、
周囲の声に過敏に反応してしまう。

通勤時に電車がきたとき、
調理をしていて包丁を使っているとき、
ビルの屋上から下界を眺めたとき、

「ちょっと勇気を出せば楽になれるかな」

なんて考えてしまう。

もしこのような状態になっていても病院に行っていなければ、
すぐにでも精神科や心療内科のある病院に行きましょう。

医者に状況を話して
「病気と診断される」→「薬を処方される」
→「時間はかかるかもしれないけど治せる」
ということが分かるだけでも希望が見えてきます。

これまでの、出口の見えない絶望感から救われることもあります。

私や私の妻がまさにそうでした。

妻がうつ病にかかっていたのですが、
病気ということは考えておらず、
「性格の問題」だと思っていました。

悲観的になる、意欲がなくなる、
人と話すのが怖くなる、電車に乗れなくなる、
といった症状が出ていても病院には行きませんでした。

ある日、「ツレがうつになりまして」という本を読んで
私は妻に間違った接し方をしていたんだと理解しました。

「私を病人扱いしないでほしい」
という妻を半ば無理矢理心療内科に連れて行きました。

診断結果は「うつ病」でした。

妻は病院に行くまでは、
うつ病は甘えだ、自分は病気じゃないなどと、
うつ病に否定的でした。

”頑張れ”などという禁句も何度も言ってしまっていました。

しかし、主治医に次のような言葉をかけてもらったことで
大分意識が変わりました。

●うつ病は脳の神経伝達物質の異常を原因とする病気
●心の弱い人だけがかかるわけではなく、誰でも病気になる可能性がある
●今のつらい気持ちは病気の症状であって、あなたの人間性の問題ではない
●風邪と同じで誰でもかかるし、治せる

これらの言葉に私たちは救われました。

その後通院が続くのですが、
妻一人では病院に通えなかったので私も付きそうようにしてました。

医師の話を聞いていく中で、
私自身の妻への接し方が良くなかったというのが分かってきました。

この記事を読んでいるあなたが間違ってしまわないよう、
いくつか共有しますね。

【誤り①:問題を解決しようとする】
当時やっていたアルバイト先での問題について相談を受けることが
多かったのですが、「どうすれば問題を解決できるか」という観点で
話を聞いていました。

自分なりの解決策を提案するのですが、これらは禁句となります。
なぜなら、一度として問題が解決したことはなかったからです。。

この場合、無理に問題を解決しようとするのではなく、
話を聞いて共感し、味方になってあげるだけで十分でした。

【誤り②:自分で決めさせる】
うつ状態では、些細なことでも悩み苦しんでしまいます。
職場で仕事の相談を受けても、誰からも異論が出ないような結論を
探してしまいます。
多くの場合はそんなものは見つかりません。

批判されないようにと考えてしまい、
行動が消極的になってしまう、
そうやって負のスパイラルに入っていくのです。

私の妻への接し方として、他人に決められたとおり行動するより
自分で決めた行動の方がストレスが少ないだろうと考え、
自分で決めさせていました。

身近な例だと、食事のメニューなどです。

「何が食べたい」と聞かれても
「何でもいい」と答えていました。

しかし、妻にとっては私に否定されないものを考えなければならないと
逆にストレスになっていたそうです。

場合によっては、
うつ病者を悩ませない・余計なことを考えさせない配慮として
こちらで行動を指示してあげることも必要なのです。

【誤り③:一人の時間を作ってあげる】
基本的に人間不信になっていたので、
人と話をするのは嫌なのだろうと考え
私から必要以上に話しかけることを避けた時期がありました。

仕事が忙しかったということもあって、
必要以上に残業し、家にいる時間を無意識に少なくしていたのかもしれません。

しかし、これも逆効果でした。

妻を一人にしてしまうことで、
ストレスを吐き出す機会が少なくなってしまい、
より不安定になってしまいました。

これには、話をする機会を増やすことで落ち着いてきました。
やはり相手の話を聞く、ストレスを小出しに吐き出させるというのは
効果があると感じます。

ただし、私自身への攻撃となった場合にはそのまま受け入れてしまうと
こちらが壊れてしまうので、そのような時はシャットダウンしていました。

ここまでは受け入れてサポートするけど、
ここから先はダメというように線を引いていました。
できることとできないことを明確にするというのは、
お互いにとって良かったと思います。

いかがでしょうか?

私の妻への接し方で誤っていたことや禁句について
共有しました。

あなたが夫や妻へ接するときの参考になればと思います。



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ー宮里竹識(みやざとたけし)

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