母親から虐待を受けた子はうつ病になりやすい!?

母親から虐待を受けた子はうつ病になりやすい!?

From:宮里竹識
つくばの自宅より、、

出産後の女性を対象に調査を行ったところ、
子どもの頃に母親から頻繁に虐待を受けていた人は、
そうでない人と比べて6倍以上もうつ病などのリスクが高い
という調査結果を、順天堂大学などの研究チームが発表しました。

研究チームは、
2001年からの9年間で、
産科医療施設で出産した3814人を調べたところ、
次のようなことが分かったのです。

メンタル不調が現れた女性130人のうち、
●母親からの虐待がよくあった:14人
●時々あった:37人
●なかった:79人
となりました。

メンタル不調がなかった3684人の女性を見てみると、
●母親からの虐待がよくあった:62人
●時々あった:434人
●なかった:3188人
となりました。

この結果をオッズ比でみると、
母親からよく虐待を受けていた女性は、
虐待がなかった女性にくらべて6.46倍も
うつ病などのメンタル不調に陥るリスクが高かったのです。

虐待が時々あったという女性を比べた場合でも、
虐待が時々あった女性は、そうでない女性にくらべて2.62倍も
メンタル不調のリスクが高かったのです。

この結果について研究チームは、次のようにコメントしています。

子どもは母親とは接する機会が多く、
虐待されると強い心理的重圧となって
精神的な成長や発達に影響を及ぼす。

一方、父親からの虐待の有無や親の離婚歴といったことからは、
明確な差は見られなかったそうです。

母親の影響というのは、
良くも悪くも大きなものです。

世の中のほとんどの母親は、
子どもを愛し、一生懸命育てているはずです。

しかし世の中には例外というのもあります。

子を虐待する親というのも、存在するのです。

もしあなたが母親に虐待された記憶があるのなら、
うつ病になるリスクが高いといえます。

とくに自分が子どもを出産したときには
ホルモンバランスが崩れたり、
過去の虐待の記憶を思い出したり、
子育てのプレッシャーに耐えられなかったりで、
産後うつになってしまうおそれがあります。

少しでも自分の心が不安定だと感じたら、
早めに心療内科や精神科を受診するとよいでしょう。