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部下をうつ病にする上司への対応策


From:宮里竹識
下北沢のスタバより、、
前回の記事では、部下をうつ病にしてしまう上司の特徴について
話をしました。
参照記事:部下をうつ病にする上司の3つの特徴
今回は、そのような上司に対して
どのように対応すれば良いかについてお伝えします。
まず、最もやってしまいがちで成功率の低い対応があります。
それは、「自分の意見を押し通す」ことです。
おそらく、あなたの意見や考えは正しいのでしょう。
しかし、自分の考えが正しいことは、
自分以外の考えが間違っているということにはならないのです。
あなたと上司では、
見ている視点や目的が異なり、解決策が違うというだけです。
ごくまれに人として間違っているという人もいますが、
多くの場合、みんなが正しいのです。
もう少し正確にいうと、
みんな自分が正しいと思っているのです。
この考えを前提にすると、
自分の意見を主張することは上司の考えを否定することになりますので、
上司は簡単には受け入れてくれないでしょう。
それどころか、「自分目線でしかものを見れないワガママな奴」
という烙印を押されてしまうことだってあります。
そのため、単純に自分の意見を押し通すことは避けた方が無難です。
ではどうすればよいかというと、
次の3つの対応策が考えられます。
【対応策①:素直に上司の言うことに従う】
上司とまともに戦っても勝てません。
上手くやり込めたとしても一時的なものです。
上司部下の関係が続く以上は根本的な問題は残ります。
このようなときは、逆に上司に従うのが得策なのです。
当然納得できないことも多いと思いますが、我慢の時期です。
しかし、ただ我慢して従うだけでは意味がありません。
この段階で行うべきことは、上司の考えを理解することです。
上司の考えや仕事の進め方、価値観を理解してあなた自身が実践するのです。
これは簡単なことではありません。
人間は自分の考えと違う行動をとることにストレスを感じます。
しかし、他人を変えることはできませんが自分の行動を変えることは可能です。
自分の信念を変える必要はありませんが、
上司の求めるものを理解し、行動に移してみましょう。
そうすると、自然に上司から信頼されてきます。
信頼を得られると、
あなたの行動に対してあれこれ指示してこなくなり、
自由度が高まります。
この段階までくると、
会社や他人に迷惑をかけない範囲で自分のやり方が認められるため、
仕事にやりがいを感じるようになります。
自分の考えを通すためには、
相手を理解し尊重するということが
遠回りに見えて一番の近道だといえます。
【対応策②:仕事は給与を得るためのものと割り切る】
仕事に対しての意識が高い人ほど、上司と対立しやすい傾向にあります。
当然、そのような人ほど欠点ばかり押しつける上司や
自分のやり方を押しつける上司、任せる事を悪用するといった
部下を鬱病にしてしまう特徴をもった上司と意見が合いません。
どうしても上司の考えを理解できないときは、
会社は労働を提供して賃金を得る場であると割り切りましょう。
上司や会社に対して求めているもの・期待していることが大きいから
ストレスがたまるのです。
一旦仕事への熱意や意欲を捨てましょう。
いちいち感情で反応することを止め、
言われたことを淡々とこなしていくのです。
これで気持ちが楽になったという人は、
意外と多くいます。
しかし、この方法は心のエネルギーを回復させる一時的なものと
認識しておいた方がよいでしょう。
なぜなら、
このような働き方をしている社員を会社は評価せず、
役職や給与も上がっていかない可能性が高いからです。
一時的に心が楽になってもいづれ「給与が安い」といった
新たな不満がでてきます。
そのため、この方法で一時的に外部からのストレスから身を守り、
心が回復したら積極的に対応策①や次の対応策③を考えると
よいでしょう。
【対応策③:退職する】
日本には、421万社もの会社があります。
何も一つの会社にこだわる必要はありません。
今の会社でやっていけないと感じたら、
無理をしてメンタルを壊してしまう前に
退職するのもありです。
注意点としては、
転職にはエネルギーが要るということと、
次の会社が自分にとってよい会社かどうか分からないということです。
社員にとって働きやすい会社かどうかは、
実際に働いてみないと分かりません。
よく「いつも求人を出している会社は離職率が高いブラック企業だ」
という話を聞きますが、必ずしもそうとは言い切れません。
本当にブラック企業で離職率が高い場合もありますが、
継続して成長できている会社というケースもあるからです。
私個人は、働きやすい会社かどうかを見分けるポイントは、
儲かっている会社(儲かる仕組みができているか)かどうかだと
思っています。
というのも、利益が出ていなければ福利厚生や社員にやさしい会社などと
言ってられないからです。
利益の出る仕組みがあって実際に大きな利益が出ている、
そうなってはじめて従業員の幸せを考える。
会社なんてそんなもんです。
一方で、儲かっている会社で働いていると
自分の働きでお客さんに喜んでもらえ会社も儲かり自分の給与も上がる。
そのようなプラスのスパイラルで社員のモチベーションも上がっていくのです。
ですから、転職するなら儲かっている会社に行くことをお勧めします。
もう少し言うと、一時的に儲かっているだけだと後が怖いので、
儲かる仕組み(集客の仕組み)が自動化されているところが望ましいです。
にんにく卵黄などの健康食品で有名なやずやはすごいと思います。
やずやの従業員一人あたりの売上は4億円となっていて、
ダントツの日本一です。
一人あたりの稼いでいる額は、トヨタ自動車の6.8倍、NTTの8.3倍です。
これは、やずやの社員が全員スーパーマンのようにデキる人というわけではなく、
儲かる仕組みがうまく機能しているからです。
この儲かる仕組みについて話をすると終わりが見えなくなるので控えますが、
転職するなら儲かっている会社にいきましょう。
その方が仕事へのやりがいや充実感も大きくなります。
以上が、部下をうつ病にする上司への3つの対応策でした。




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