あなたに最適な障害年金社労士を見つける３つのポイント

別の記事で、障害年金の手続きを進めるにあたって障害年金専門の社労士が頼りになると話しましたが、実は障害年金専門の社労士なら誰でも良いわけではありません。
なぜなら、障害年金の手続きは高度な専門性が必要で難易度が高いだけでなく、対象となる障害の範囲が非常に広いからです。
このブログではうつ病を中心に障害年金の話をしていますが、障害年金の対象となる傷病は非常に広く、
視覚・聴覚・鼻膣・平衡機能・そしゃく・言語機能・肢体・精神・神経系統・呼吸器・心疾患・腎疾患・肝疾患・血液疾患・代謝疾患・悪性新生物・高血圧症・その他の疾患と、１８の分野に分けられます。
ほとんどの障害年金専門の社労士はこれらすべてに対応できるとしていますが、本当にすべての傷病に精通することは可能でしょうか？
あなたがうつ病による障害年金を受給したいと考えているのであれば、これからお伝えする「あなたに最適な社労士を見つける３つのポイント」は、あなたにとって非常に重要なものとなります。
ポイント①：障害年金を専門にしているか
まずは障害年金を専門にしている社労士でなければ話になりません。インターネットで検索する場合には、「障害年金　社会保険労務士」といったキーワードで検索すると見つかるでしょう。
ポイント②：事務所名に「障害年金」と入っているか
障害年金専門を名乗っていても、障害年金以外の他の業務も行いながら障害年金に対応する社労士も多くいます。
もちろん、これが悪いというのではありません。しかし、あなたは「障害年金に特化している本当の専門家」に依頼したいのではないでしょうか？
もしそうなら、事務所の名称に注目するのも一つの方法です。
多くの社労士事務所の名称は、「○○社会保険労務士事務所」となっているのですが、事業所名に「障害年金」と入っていれば、障害年金だけを取り扱う本当の専門家である可能性が高いといえます。
ポイント③：どの障害年金を専門にしているかを明示しているか
医療の世界に例えると、多くの障害年金専門の社労士は「まちのお医者さん」です。
風邪をひいたりちょっとしたケガをした場合など、「まちのお医者さん」は頼りになる存在です。
しかし、がんの治療や移植手術などの大きな病気の場合は、「専門医」に依頼したいと思うのではないでしょうか。
障害年金も医療の世界と同じで専門分化されるものです。
障害年金全般ではなく、あなたの状態にあった障害年金を専門にしている社労士を探してください。「身体障害専門」「うつ病専門」などとホームページに明示しているかがポイントです。
あなたの状況によっては、この３つのポイントすべてをクリアする社労士は非常に少ないか、見つからないかもしれません。
障害年金を専門にしている社労士の数自体が20名〜50名程度と少ないため、あなたに最適な社労士が見つかった場合には、あなたの居住地から離れていたとしてもそこに依頼することをお勧めします。