うつ病による障害年金専門の社会保険労務士事務所

絶望から立ち直るまでの4つのプロセス


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人は、大きな病にかかったり死を間近にしたり
大切な何かを失うといった経験をすると絶望に陥ります。
しかし、一度絶望しても立ち直ることができるのが人間です。
精神医学や哲学の世界では、
人が絶望してから立ち直るまでには大きく分けて4つのプロセスがあると
いわれています。
【第一のプロセス:否認】
「自分が病気だなんて、ウソだ!」
「きっと明日の朝には元に戻っている!」
などと現実を否定することです。
現実を受け入れることができない反動で、
事実を否定してしまうのです。
この段階では、
心身に大きな負担となるため無理して現実を受け入れなくてもよいと
いわれています。
心への衝撃が大きい場合には、
否認に先立って「無感覚」となることもあります。
あまりにもショックが大きい場合にはその現実に耐えることができず、
人は防衛本能によって心を麻痺させることがあるのです。
目の前の光景や経験した出来事が理解できず、
他人事のように感じてしまうことやTVのなかの出来事だと
感じてしまうことも無感覚の一つです。
【第二のプロセス:怒り】
少し時間がたって落ち着いてくると、次の怒りのプロセスに移ります。
「なんで自分だけがこんな目に!」
といった感じです。
これは、第一のプロセスで経験した否認や無感覚が大きいほど
第二のプロセスである怒りも大きくなるといわれています。
ショックを受けた原因が他者にあればその他者を責めますし、
自分が原因であれば自分に怒りをぶつけます。
ただ、怒りを他者や自分にぶつけても状況は変わりません。
しかし、この段階では怒りをあらわにするしか出来ない状況です。
そうしないと心のバランスが取れないのです。
そのため、無理に怒りを抑えようとすると自己否定や自傷行為に
向かう可能性があるのである程度は怒りを受け入れることが大切です。
とはいえ、怒りをそのままにし過ぎると状況が悪化したり、
対人関係が険悪になったり、後で自分を責めたりすることも考えられますので、
バランスが難しいです。
この第二段階では、怒りはプロセスだと理解し
怒りの感情そのものあるいは怒りの原因を「許す」ということが大切です。
【第三のプロセス:受容】
否認や怒りのプロセスを過ぎると、
「もうしかたがないんだな」
と自分の状況を受け入れる受容のプロセスに入ります。
この段階では、自分はもうダメなんだと諦めているようにもみえますが、
必ずしもそうではありません。
すべてを否定するあきらめではなく、
前向きなあきらめ感が見られます。
前向きになった次の瞬間、やっぱりダメだとなってしまうことも多いですが、
これもよくあることです。
「三歩進んで二歩下がる」
いづれ良くなることを信じてゆっくりいきましょう。
【第四のプロセス:希望】
受容のプロセスを通過すると、最後に希望へといたります。
「このままじゃダメだよな。そろそろ変わらなきゃ」
「今のままではいけない。自信はないけどやれるだけのことをやろう」
などと、将来に希望を持って行動しようと思い始めます。
心とは強いもので、何度でも再生する力をもっています。
この希望の段階を経ると、人は辛い経験から様々なものを学び
成長することができます。
私の妻もうつ病で5年ほど通院していました。
「あの頃の辛い経験があったから他人の気持ちが分かるようになった。
おかげで今は毎日が充実している」
と言っているほどです。
うつ病で苦しんでいた経験で妻は成長できたと言っています。
そのような言葉を聞くと私も嬉しくなります。
この記事を読んでいる人の中には何か大きなショックを受けて絶望し、
うつ病を発症してしまった人もいるかもしれません。
そのようなうつ病者やご家族が
この記事を読んで少しでも前向きになってくれたら嬉しいです。




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