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パーソナリティ障害(人格障害)で障害年金を受給できるか | 社会保険労務士事務所 全国障害年金パートナーズ


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パーソナリティ障害とは、「その人の属する文化から期待されるものより著しく
偏った内的体験および行動の持続的パターンであり、ほかの精神障害に
由来しないもの…」とされています。
大多数の人とは異なる反応や行動をすることで本人が苦しんだり、
周囲が困っているケースに診断される精神疾患です。
感情コントロールや対人関係といった広い範囲のパーソナリティ機能の偏り
から障害(問題)が生じるものです。
このパーソナリティ障害、以前は人格障害と呼ばれていましたが、
人格そのものを否定するような感じでイメージが悪いことから、
今はパーソナリティ障害と言われています。
このパーソナリティ障害、いくつかのタイプがありますが、
中でも代表的なものが境界性パーソナリティ障害です。
境界性パーソナリティ障害障害には、
次の3つの特徴があります。
【特徴①:対人関係に障害が生じる】
同じ人に対してもプラスとマイナスのイメージの両極端で
揺れ動きます。
気持ちがプラスのときは非常に好意的ですが、
マイナスの気持ちになってしまうと否定的・攻撃的になってしまいます。
マイナスの場合にはちょっとしたことで「見捨てられた」と感じてしまい、
見捨てられないために暴言をはいたり暴力に及んでしまうことさえあります。
【特徴②:二極思考】
すごく幸せであるというプラスの気分と
すごく不幸であるというマイナスの気分で揺れ動きます。
白か黒か、0か100かという感じで、
ほどほどの状態がないため非常に不安定になります。
例えば、宝くじで10万円当たったあとに1万円をなくしてしまった場合、
9万円得したとは思えず1万円の損失だけを取り上げて
「私はなんて不幸なんだ」
という気持ちになってしまいます。
【特徴③:自傷・衝動行為】
リストカットなどの自傷行為、大量服薬や薬物濫用、
過食や逸脱した性行為などがみられます。
症状としては以上の3つが特徴としてあげられますが、
20代に多く、発症者の8割が女性です。
パーソナリティ障害の治療は長期間かかることが多く、
治療には支持的精神療法、認知行動療法、精神分析的精神療法などの精神療
が行われ、薬物治療としては、感情調整薬や選択的セロトニン再取り込み
阻害薬(SSRI)や少量の抗精神病薬がパーソナリティ障害の症状に
効果的だということが分かっています。
治療は投薬治療や心理療法がメインとなりますが、
周囲の人のサポートも重要です。
ただ、本人のすべてを肯定して手助けするとなると
サポートする方も疲れてしまうし本人にとっても良くありません。
そのため、
「ここまでは助けるけどこれ以上はできない」
という感じで、できることとできないことを明確にすることが重要です。
また、パーソナリティ障害(人格障害)が障害年金の対象になるかについては、
残念ながら対象となりません。
※境界性パーソナリティ障害については、障害年金を認定する場合があると、
不服申し立ての裁決事例で示されていますが、かなり限定されます。
パーソナリティ障害の場合は、障害年金が認定されるのは相当困難ですので、
別の病名となる可能性がないかを探っていくことが現実的です。
なお、精神疾患は主治医が変わると病気に対する判断が変わることがあります。
治療法や治療薬が変わるだけでなく、病名も変更することがあるのです。
パーソナリティ障害(人格障害)と診断されている人は、
病名が変更する可能性がないかを主治医にたずねてみてください。
積極的にはお勧めしませんが、
セカンドオピニオンとして別の医師に診察してもらい、
障害年金の対象となる病名と診断されたことで障害年金を受給できたという
ケースもあります。
まずは諦めないことが重要です。




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