診断書の文字が読めないほど汚い字で書かれていたらどうなると思いますか? | 社会保険労務士事務所 全国障害年金パートナーズ
「診断書の字にクセがありすぎて全く読めないんですが…?」
という相談が先日ありました。
私も見せてもらったのですが、
確かに何と書いてあるのか非常に理解し難い診断書となっていました。
内容が理解できないので書き直しを役所に求められるのでは、
ということを相談者は心配していました。
実際に何を書いてあるのか理解するのに時間がかかる診断書は
多く見られます。
とくに、年配の男性医師が作成した診断書はクセが強い気がします。
それでは、
内容が読めないからといって書き直しを求められることはあるのでしょうか?
私の経験上の答えとしては、
書き直しは不要です。
なぜなら、障害年金の障害等級を審査する人であれば、
ある程度クセのある字であっても読むことができるからです。
診断書を見慣れているからというのもありますが、
審査をする人自体が医師の資格をもっているというのも
大きな理由です。
診断書を作成するのは医師ですが、
同じ医師の資格を有している人が審査をすることから
専門用語や略字などは理解していますし
一部分からない字があっても文脈から全体の意味を判断することができます。
それでも分からない場合は、
審査官が医師に問合せをしますので
読めない診断書だからといって焦る必要はありません。
私も最初はクセのある診断書を読み解くのに時間がかかりましたが、
経験を積んでいくうちにある程度読み込めるようになりました。
ただ、最近は手書きの診断書だけでなく
パソコンで作成した診断書も増えてきました。
おかげで内容の確認が楽になっただけでなく、
何かあったときの修正依頼もしやすくなりました。
ちなみに、どうでも良い話かもしれませんが、
宮里の字もかなり個性的です。
「時代が私の感性に追いついていないんだ」
ということをかれこれ20年くらい言っている気がします。
私の字が認知されるのは当分先になると思いますので、
全国障害年金パートナーズが作成する障害年金書類は
できるだけパソコンを使って作成したいと思います。