初診日を確定するため、受診状況等証明書を手に入れよう

うつ病に限らず、障害年金を受給するためには、「初診日（はじめて医師の診察を受けた日）」を明確にする必要があります。
今回は、その初診日の確定のための証明をどうやって行うかについて解説していきます。
初診日の確定は、「受診状況等証明書」という書類を医師に記入してもらうことで行います。
この書類は、年金事務所でも入手することができますが、
日本年金機構のホームページからもダウンロードすることができます。
日本年金機構の受診状況等証明書ひな形
⇒ こちら
ちなみに、診断書をお願いする医師とあなたの初診の医師が同じ場合は受診状況等証明書は必要ありません。
この場合は、診断書一枚で初診日の確定が行われます。
受診状況等証明書を確認する際のポイントは、次の二つです。
（１）「発病から初診までの経過」欄に、証明書を記載する医師が初診の医師であることを明確にしていること
⇒別の言い方をすると、別の医師の診察を証明する医師より前に受けていると記載されていたらダメということです。
⇒証明書の記載をお願いしたら、別の医師の紹介を受けて診察したという記載を書かれてしまうことも実際にあります。事前に医師に初診かどうかを確認してから受診状況等証明書の記入を依頼してください。
（２）初診日が明確になっていること
⇒○年○月○日と、日付まで明確になっていることが必要です。
⇒初診日が障害年金を請求する当事者の申し立て日と同一であることも必要です。
初診日が確定しない限り、障害年金の手続きは進みません。
とはいえ、うつ病の場合、初診日からだいぶ経ってから障害年金の手続きを開始することもあり、本人の記憶があいまいでカルテも残っていないことがあります。
そのような場合の対応については他の記事でも触れていますが、
個別の案件ごとに対応策が変わってきます。
詳細については、私たち全国障害年金パートナーズにお問い合わせください。