「費用を払って社労士に頼むのはもったいない」と決める前に

From:鶴岡正也
少し前の出来事を振り返りながら……
知人が統合失調症で治療を受けていたので、障害年金について伝えたことがありました。
申請を進めることになったのですが、手続きのほとんどを行ったのは、その家族でした。
有給を取って年金事務所へ行き、書類をもらう。何度も調べながら、一つずつ書いていく。仕事をしながら進めるのは、相当な負担だったと思います。
そのご家族とは私も顔見知りだったので、「アドバイスできますよ」と声をかけました。
ただ、そのときは相談にはつながらず、ご自身で進めていきました。
結果、書類の準備には、何ヶ月もかかっていました。

ようやく出来上がった書類を年金事務所へ持っていくと、いろいろと指摘を受けたそうです。
ご家族は落ち込んでしまい、その段階で私に相談がありました。
正直に言うと、もっと早く相談してもらえたら、と思いました。それまでに使った時間も、有給も、調べ直す労力も知っていたからです。
なぜ、そこまでご家族だけで進めようとしたのでしょうか。
その理由を、私が決めつけることはできません。
ただ、一般に専門家へ頼むか迷うとき、報酬が気になるのは分かります。
自分たちでできるなら、そのお金を生活に回したい。そう考えることはあると思います。
障害年金は、ご本人やご家族でも申請できます。専門家への依頼が必須というわけではありません。
ただ、費用を比べるときには、申請にかかる時間や成功率も入れて考えてほしいのです。
調べる時間。書類を作る時間。窓口へ行くために休む時間。
そして、やり直しになったときの負担。
報酬は金額で見えますが、こうした負担は想像を超えることが多いです。
ご家族の負担を金額にすることは、難しいです。
それでも、ご家族の生活の中で確かに使われているものです。
さらに、請求の時期が、受け取れる年金に影響する場合もあります。
たとえば「事後重症」という請求では、受け取りは請求した月の翌月分からです。
請求が遅れた分、受給の開始月も後ろにずれ、その前の月分にはさかのぼれません。
障害認定日にさかのぼる請求とは扱いが違うので、自分がどちらに当たるかも確認が必要です。
だから私は、依頼するかどうかを決める前に、一度相談してみてほしいと思っています。
必要な準備は何か。自分たちで進められそうか。頼むとしたら、どこを任せられて、いくらかかるのか。そこまで聞いてから、ご本人とご家族で決めても遅くありません。
「頼むのはもったいない」と結論を出す前に、比べる材料をそろえてみる。
ご家族が申請を進めようとしている方も、今まさに書類で止まっている方も、私たちの無料相談をご利用ください。
ご本人だけでなく、手続きを担っているご家族にもお話しいただければと思います。
PS.
相談は、依頼を決める前に軽い気持ちで相談して頂いて大丈夫です。今回のことを振り返って、まずお伝えしたいのは、そこです。


