やらない善よりやる偽善

From：宮里竹識
研究学園のスタバより、、
今日も行きつけのスタバでくつろぎながら
仕事をしています。
私が座っているのは二人用の丸テーブルが三つ並んだところで、
その真ん中の席に私は座っています。
右隣の席では女性が本を読んでおり、
左隣の席は空いていました。
そこへ若い夫婦と小さな子ども二人の、
計4人が左側の席にやってきました。
子どもは身体が小さいとはいえ、
二人用の席に4人が座るのは厳しいものがあります。
当然この家族もそのことを理解しており、
「やっぱり4人で座るのは難しいね。
お父さんはここに座って私と子どもは別の席に行こうか」
なんて話しています。
そんな時、
ちょうど私の右隣に座っていた女性が
帰り支度をはじめました。
右隣の女性が席を離れたのを確認し、
私はその空いた席へ移動し、
「ここを使って下さい」
と左隣の家族に伝えます。
これにより、
三つの丸テーブルのうち左二つを4人家族が使い、
一番右の丸テーブルを私が使う形になりました。
若い夫婦からも
「ありがとうございます」
と言われ、みんながハッピーになりました。
 
さて、このエピソードを聞いてあなたはどう思いましたか？
多くの人は、
「4人家族が一緒に座れて良かった」
「宮里さんはやさしい」
なんて思ったはずです。
しかし一部の人はこんな風に思います。
「宮里よ、善人アピールするな」
「小さい子どもを連れてカフェにくるな、うるさくて迷惑だ」
こんな風に感じる人も現実にいるのです。
とくにネットで不特定多数に情報発信している人には
悪意ある匿名の人がついてまわります。
もしかしたらあなたも
善意で行った行為に対して
関係ない第三者に水をさされたことが
あるのではないでしょうか？
うつ病で苦しんでいる人の多くは悪意に敏感です。
過去の嫌なことを思い出しては
マイナスな感情に陥っているのではないでしょうか。
でも、あなたの行為を分かってくれる人や
感謝してくれた人もいるはずです。
今回の私の場合、
席を譲った若い夫婦はとても感謝してくれ、
家族団らんの時間を過ごしていました。
関係ない人の否定的な意見なんて、どうでもいいのです。
もしあなたが過去の嫌な出来事を思い出してしまったら、
そのときあなたのことを分かってくれた人のことも
思い出してあげてください。
きっと心が楽になりますよ。
「やらない善よりやる偽善」
という言葉もあります。
たとえ”偽善”と罵られたとしても
良い行いを自然にできる人間になりたいですね。
あなたはどんな人間になりたいですか？