笑顔でないと出勤が認められない勤怠システムが登場！？

From：宮里竹識
つくばのサザコーヒーより、、
あなたは会社で働いている時、
出退勤はどのようにして管理していましたか？
タイムカードで勤怠管理している会社が多いと思います。
ちなみに私の前職ではタイムカードといったものは何もなく、
事前に申請した残業時間だけがカウントされるという管理でした。
その方法が適切かと言われれば微妙ですが・・・。
そんなことはさておき、
衝撃的な勤怠管理システムが開発されたのです。
それが、
業務用ソフト製作会社のイー・カムトゥルーが開発した
出退勤の勤怠管理システムです。
その内容がとても独創的で、
なんと笑顔でないと出勤登録できないというものです。
笑顔って大切ですよね？
飲食店やショッピングの時に
店員が笑顔でいるのとブスッとしているのとでは
お店に対する印象が大きく変わります。
笑顔というのは、それだけで価値があるものなのです。
というわけで今回開発された勤怠管理システムは、
カメラで顔を撮影して本人確認するとともに
口角が上がっているかなどの表情の要素から、
笑顔かどうかを判定する機能があるのです。
その笑顔は数値で評価され、
数値が低いと「笑顔度が規定値より不足しています」と表示され、
出勤として認められないのです。
出勤したと認められるためには、
再びカメラの前で笑顔を作ることが求められます。
この笑顔を判定する勤怠管理システム、
あなたはどう思いましたか？
独創的な機能だけに、批判も多く出ています。
「笑顔を強制するな」
「笑顔はお客さんに向けるものであって、カメラに向ける必要はない」
「笑顔でないと出勤が認められないのは、労働基準法違反だ」
こんな意見が出ているようです。
私も社会保険労務士という立場ですから、
笑顔が認められなければ出勤にならないというのは
法的にまずいと思っています。
ただし、
日常的に笑顔を測定するシステムというのは
いいなとも思っています。
笑顔でなくても出勤を認めるというのは大前提ですが、
いつも笑顔でいる社員を会社として高く評価する制度を作るのは賛成です。
笑顔で仕事をしている人は
お客さんにも会社の人間にも良い影響を与えますから、
その笑顔を人事評価の対象としてもいいのではないでしょうか。
評価するにあたっては当然基準が必要となりますので、
そのために今回の勤怠管理システムにある笑顔判定を利用しては
と思うわけです。
もちろん実際にやるとなると色んな問題があるでしょうが、
世の中問題だらけです。
人は常に問題を抱えながら生きているのですから、
ちょっとくらいいいじゃないですか。
というわけで笑顔の勤怠管理システム、
今後社会に受け入れられるかを
興味深くみていきたいと思います。