世の中には年間2200時間も残業する人がいるようです！？

From：宮里竹識
秋葉原のオフィスより、、
あなたはどれくらい残業したことがありますか？
私たち全国障害年金パートナーズには、
過労が原因でうつ病になった人からの依頼が沢山あります。
そのような人たちの話を聞いていると、
月に100時間を超える残業を続けていたという回答が多いです。
仮に1ヶ月100時間残業していたとすると、
年間1200時間残業することになります。
月80時間というのが過労死と判断される目安ですので、
月100時間の残業はとても危険なことなのです。
しかし世の中にはとんでもない人がいるものです。
毎日新聞の記事により、
香川県立病院で年間2200時間の残業を行った勤務医がいることが分かりました。
年2200時間の残業というのは、
1ヶ月183時間も残業していたことになります。
1日に直すと約6時間です。
しかもこの6時間というのは
2200時間を365日で割った場合の数値になります。
人は1年365日も働けませんので、
2200時間を休日を除いた労働日数で割ると
一日の残業時間は更に増えることになります。
仮に月に20日働いていたとすると
年間の出勤日数は240日となります。
2200時間÷240＝約9時間
一日8時間仕事をして、
その後9時間の残業です。
一日24時間のうち、17時間働いているわけです。
残りの7時間で通勤、食事、お風呂、睡眠を取っているわけです。
そんな働き方をしたら、
人間らしい生活ができないのは当然として、
普通に身体を壊します。
医師の数が足りないというのは分かります。
疲れているからといって患者を診ないわけにもいかないでしょう。
この2200時間残業した勤務医も、
仕事への熱意や責任感からこんなにも働いたのではないでしょうか。
とはいえものには限度があり、
今回は明らかに働き過ぎです。
毎日新聞の記事では
今回の勤務医がその後どうなったのか書かれていませんでしたが、
今はしっかり休めていることを願うばかりです。
人生においては頑張りどきというのがありますので、
時には無茶をするのもよいでしょう。
ただし、その無茶は期間限定で行うべきです。
永遠と長時間労働を続けていれば、
必ず倒れてしまいます。
過労が原因でうつ病になる人がこんなにも大勢いるのですから、
自分の身を守ることが最優先です。
”自分がやらないと会社やお客さんに迷惑をかけてしまう”
なんて考えるのは程々にしてください。
人一人が抜けたところで、
世の中は問題なく回っていきます。
疲れた時には休みましょう。
もし手遅れになってうつ病になり、
1年6ヶ月経過しても働けない状態が続いているなら、
障害年金を受けられるかもしれません。
働けなくなったときに貯金が減り続けていくのを見るのは
恐怖でしかありません。
しかし障害年金があれば、
この経済的不安を解消することができます。
とはいえ、
うつ病による障害年金はとても難易度が高いです。
無理をせずに障害年金専門の社会保険労務士に
手続きを依頼するようにしてください。