”うつ病ごときで障害年金を申請してはいけない”と言っている人がいて驚き！

From：宮里竹識
秋葉原のオフィスより、、
いつものように障害年金の情報収集をしていたら、
”うつ病ごときで障害年金を申請してはいけない”
とブログで発言している人を見つけました。
この言葉を聞いて、
きっとあなたも思うところがあるでしょう。
でもこの人にも言い分があるはず。
まずはなぜこんなことを言い出したのか気になったので、
この人のブログを読み進めていきました。
すると、
なぜうつ病で障害年金を申請してはいけないのかについて、
３つの理由を提示していました。
それが、
①毎年更新がある
②更新のために大量の薬を飲む必要がある
③主治医を変更できなくなる
というものでした。
うん、色んな意見があることはいいと思います。
ただ、このブログを書いた人は
障害年金の知識や実務経験が豊富にあるとは考えにくいですね。
一応、うつ病による障害年金専門の社会保険労務士として、
私の見解をお伝えしておきます。
まず、障害年金は1年〜5年に1回更新がありますが、
必ずしも”毎年1回”更新があるわけではありません。
本人の症状やこれまでの経緯、
今後の見通しなどによって何年後に更新されるかを
個別に判断されるのです。
また、更新のために大量の薬を飲む必要があるというのも
正しくありません。
うつ病の場合、
障害の程度は日常生活にどの程度支障が出ているかが
主な判断基準となります。
薬の多い少ないで更新の有無が決まるわけではありません。
さらに、主治医の変更ができなくなるという主張も
あまり説得力がありません。
たしかに医師によって考え方が異なりますので、
医師が変わった途端にうつ病に対する評価が変わることはあり得ます。
しかしこのようなリスクは、
日常生活の状況を正しく医師に伝えたり
前回の診断書のコピーを医師に見せるなどすれば
かなりリスクをおさえることができます。
ちなみに私たち全国障害年金パートナーズが障害年金の更新をサポートするときは、
このようなリスクにはしっかり対応できるよう準備しています。
というわけで、
”うつ病ごときで障害年金を申請してはいけない”
と主張している人と私とでは全く意見が合わないことが分かりました。
法律や障害年金の審査の実体などは考慮されず
自分の感情で記事を書いているようでした。
ただ、こんなことは良くあることです。
インターネットが身近になったことで、
誰でも簡単に情報発信できるようになりました。
その半面、
不確かな情報も簡単に目にするようになってしまったのです。
なので、
うつ病で障害年金を考えている人は
”誰の情報を信用するか”
というのを真剣に考えてください。
うつ病で働けなくなり収入が途絶えた、
その恐怖は経験のある人にしか理解されません。
障害年金を受け取ることができれば経済的不安を解消することができますが、
うつ病での障害年金は決して簡単な手続きではないのです。
不適切な手続きをしてしまうと、
本来なら年金の対象となる人でも簡単に不支給になってしまいます。
それがうつ病による障害年金の実体です。
もしあなたがうつ病で1年6ヶ月治療を続けても治らず、
働くこともできない状態となっているなら、
私たち全国障害年金パートナーズがお役に立つかもしれません。
まずは私たちのホームページから
障害年金の受給判定を受けて下さい。
判定結果はすぐにあなたにメールで届きますので、
それから障害年金を自分で手続きするのか、
それとも専門の社会保険労務士に頼むのかを考えてください。