イギリスのミュージシャンはうつ病になるリスクが3倍高い！？

From：宮里竹識
研究学園のスタバより、、
英国のミュージシャンは、
うつ病になる可能性が一般の人に比べて3倍高くなることが分かりました。
この調査は、慈善団体ヘルプ・ミュージシャンズUKが依頼し、
ウェストミンスター大学と独立系音楽シンクタンク「ミュージックタンク」
が2016年11月に調査を行い、2017年10月に結果を発表しました。
調査の回答者数は2211名で、
音楽とメンタルヘルスについての学術調査としては
世界最大となりました。
この調査報告書によると、
「うつに苦しんだ経験はあるか」との問いに、
”ある”と回答した人は69％もいました。
また、「パニックアタックや強い不安を経験したことがある」と
応えた人は、71.1％にもなりました。
一方、16歳以上の英国民でうつやひどい不安を経験したことのある
人の割合は19％でした。
このことから、イギリスにおける音楽業界では、
一般の人の3倍近い人がうつ病などの精神疾患で苦しんでいることが
分かったのです。
では、なぜミュージシャンは一般の人にくらべて
うつ病などのリスクが高いのでしょうか？
その理由は、
●経済的不安
●労働環境の悪さ
●セクハラ
にあると言われています。
ミュージシャンと聞くと華々しいイメージがありますが、
成功している人はごく一部です。
ほとんどのミュージシャンは成功できずに消えていきます。
また、一度曲が売れたからといって、
その後も売れ続けるとは限りません。
これだけ不安定な状況だと、
経済的にも大きな不安を抱え続けますし、
売れないミュージシャンの労働環境なんて
完全にブラックでしょう。
また、性差別的な態度を取られたり、
セクハラを受けたというミュージシャンも多いようです。
ハリウッドではセクハラが大問題となっていますが、
ミュージシャンの世界でもセクハラは根強く残っているようです。
ミュージシャンは人に元気や勇気を与える
夢のある仕事です。
私も学生時代、
受験で苦しんでいるときには
THE ALFEEの曲に元気をもらいました。
素晴らしい職業であるミュージシャン、
そこに憧れてミュージシャンを目指す人も多くいますが、
憧れが強すぎたり、夢を諦められないことで
ブラックの労働環境や経済的不安定、セクハラといったものにも
耐えてしまう人も多いのでしょう。
その結果うつ病になってしまうというのは、
やるせないものですね。
頑張っている人はみんな成功してほしいと思いますが、
そうはいかないのが現実です。
頑張ることも大切ですが、
健康や命というのはもっと大切だと思います。
頑張りすぎてうつ病にならないよう、
ときには休むことや逃げることも必要かもしれませんね。
もし頑張りすぎてうつ病になってしまい、
1年6ヶ月治療を続けても病気が治らず、
働けない状態となってしまったら、
障害年金が受けられるかもしれません。
うつ病の人が自分で障害年金の手続きをするのはとても大変ですので、
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