障害年金専門の社労士って儲かりますか？

From：宮里竹識
研究学園のスタバより、、
先日、
独立開業を目指している社労士さんからこんな質問がありました。
 

障害年金を専門にしている社労士事務所って、儲かりますか？

 
ものすごく正直な質問ですね。
この社労士さんは現在社労士事務所に勤務していて、
今年中に独立したいということです。
そして独立するにあたって、
普通に企業と顧問契約を結んで給与計算や社会保険手続をやっても
お客さんが取れないということに気付いたそうです。
まぁ、すでに社労士事務所はたくさんありますので、
開業したばかりの社労士事務所と
何十年も実績のある社労士事務所とでは
勝負になりませんよね。
そんなわけでこの独立志望の社労士さん、
障害年金を専門にしている社労士事務所がイケてるのではと感じ、
私に相談してきたというわけです。
冒頭の質問に対し、
私はこう答えました。
「今後もしばらくは障害年金専門の社労士事務所は増えていきます。
ただ、儲かるのは一部のトップ社労士だけで、残りは食べて行くのがやっとか、
廃業に追い込まれるはずです。」
私の言葉に独立志望の社労士は驚きを隠せませんでした。
こんなことを言ってきます。
「でも、大手のコンサル会社から障害年金やりませんか？
って提案が来ているんです。
そのコンサル会社によると、障害年金の仕事はとても儲かっていて、
ゼロからはじめても三千万円くらい稼げるとアピールしてきたんです。」
おっと、出ましたね大手のコンサル会社。
今のうちに言っておきますが、
私はコンサル会社が障害年金のコンサルを社労士に行うこと自体に
反対ではありません。
どちらかというと賛成派です。
自分で手続きするのが難しい障害年金、
それを代行する専門家が増えることは喜ばしいことです。
ただ、ここ１〜2年で障害年金をサポートする社労士事務所が
急激に増え続けています。
大手のコンサル会社が言っている
”ゼロからはじめて三千万円”
というのは障害年金を専門にする社労士事務所が
ほとんどなかった時代の話です。
5年ほど前であれば、
障害年金専門の社労士事務所はほとんどなかったので、
ちょっとネットで広告を出せば簡単にお客さんが集まっていたのです。
しかし今は違います。
ホームページを作っただけではお客さんはやってきません。
広告費もどんどん高騰しています。
インターネットで広告を出した場合、
広告をクリックされるごとに広告費が発生します。
3年ほど前であれば１クリック30円程度でしたが、
今は１クリック60円を超えています。
今後も広告費は上がり続けていくでしょうから、
広告費を捻出できない社労士さんも増えるでしょう。
その他にも、社労士さん同士の競争が激しくなっています。
その競争の中で、
障害年金の報酬を下げるという
価格競争も起こっています。
資本主義社会ではこのような競争は自然に起こることですので、
私も歓迎しています。
ただ、社労士業界に限らず多くの業界で共通していることがあります。
それは、「マジックナンバー７」というものです。
このマジックナンバー７が何か話す前に、
車を売っているメーカーの名前をたくさん思い浮かべてください。
ちょっと時間をとりますね。
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どうですか？
いくつの車メーカーが思い浮かびましたか。
トヨタ、日産、スズキ、ベンツなど、
車を売っている会社はものすごい数あります。
しかし、人々の頭に思い浮かぶのは７つくらいです。
どんな業界であっても、
人がパッと思いつく会社名は7つ程度であることを
「マジックナンバー７」と言います。
この７社が業界の利益のほとんどを手に入れていて
残りは生存するのがやっとの状態です。
障害年金社労士の業界も、
いずれマジックナンバー７の考えが当てはまるようになるでしょう。
7つ程度の勝ち組社労士が大きく繁栄し、
それ以外の社労士さんは廃業するか食べていくのがやっととなるでしょう。
今後日本の人口は減っていきますので
障害年金の需要も小さくなります。
少子高齢化や財政難から考えても
障害年金の金額も少なくなり、
それに伴い社労士への報酬も少なくなっていきます。
このように障害年金の需要が今後小さくなっていくのに対し、
障害年金社労士は増え続けていきます。
すると社労士間で激しい競争が起こり、
勝ち残った一部の社労士さんだけが繁栄するというのは
あながち間違った考えではないはずです。
そんな激しい競争を勝ち抜いてトップの７社に入れる自信があれば
障害年金専門の社労士として開業すればいい、
と独立志望の社労士さんに伝えました。
独立志望の社労士さんはかなり気落ちした様子で、
「もう少し考えてみます」
と言って帰っていきました。
あと5年早く独立していれば成功していたでしょうが、
タイミングが遅れただけで結果は大きく変わるものです。
さて、競争が激化している障害年金社労士の業界、
私たち全国障害年金パートナーズはどのようにして生き残っていくか？
実は、すでに対策は終わっています。
全国障害年金パートナーズのやり方を
真似をしてくる社労士さんが増えてきていますが、
それも想定した上で対策済みです。
その効果もはっきりと出ています。
もしうつ病で苦しんでいるあなたが
障害年金を依頼する社労士を探しているのなら、
私たち全国障害年金パートナーズと他の社労士事務所さんを
しっかり比べてから行動してください。
ただ、私たちは月に10名までしか依頼を受けていませんので、
月の後半になると依頼を受けられないかもしれません。
障害年金は過去に遡って請求できる時以外は
書類を提出した翌月分からしか年金は出ません。
あなたの行動が遅れてしまうと
受け取れる年金額が少なくなってしまいますので、
早めに行動することをお勧めします。