障害年金の請求に必要な書類

障害年金の手続きに必要な書類は、年金事務所（国民年金のみの場合は市区町村の年金窓口）で入手できます。
申請者の状況によって様々な書類が必要になりますが、まずは次の４つの書類を用意ください。
①障害年金用年金請求書
②診断書
③受診状況等証明書
④病歴状況申立書または病歴・就労状況等申立書
障害年金の申請手続きは、
障害基礎年金は市区町村、障害厚生年金は年金事務所にて行います。
障害年金の手続きで必要な書類の概要を簡単にまとめましたので、こちらもご確認ください。
【障害年金用年金請求書】
障害年金用請求書は、①年金請求書（国民年金障害基礎年金）「様式第107号」と②年金請求書（国民年金・厚生年金保険障害給付）「様式第104号」の２種類あります。
初診日に国民年金に加入していれば①を、厚生年金に加入していれば②を使用します。
【診断書】
診断書は医師が記載する書類で、障害年金の可否を判断する上で最も重要な書類の一つです。この診断書をいかに適切に書いてもらうかが、障害年金の手続きで最も重要といえます。
うつ病は病状に波があるため、医師は病院の窓口に来た時点の状態で診断書を書いてしまう可能性があります。悪い状態のときの病状もふまえて診断書を書いてもらえるよう、事前に入念な準備が必要です。
うつ病による申請の場合は、「様式第120号の４」（精神の障害用）という診断書を使用します。
【受診状況等証明書】
初診日を証明するための書類です。初診日が診断書作成の医師であるときは不要です。
【病歴状況申立書または病歴・就労状況等申立書】
発病から初診、現在までの受診状況、障害の状態や就労状況といったことを説明する書類です。こちらも診断書と同様、障害年金の可否を判断する上で最も重要な書類の一つです。
診断書の内容と矛盾したことが書いてないかが大きなポイントとなります。記載内容の表現一つで結果が変わることがありますので、障害年金の専門家に内容を確認してもらうことをお勧めします。
様式は①病歴状況申立書（国民年金用）と、②病歴・就労状況等申立書（厚生年金保険用）の２種類がありますので、障害基礎年金の場合は①を、障害厚生年金の場合は②を提出します。
【受診状況等証明書が添付できない理由書】
初診の医療機関が廃院となった場合やカルテの保存期間が経過して廃棄されていた場合など、受診状況等証明書が発行できないときに提出を求められます。
【障害給付請求事由確認書】
障害認定日請求をするときに、障害認定日から１年以上経過していて、請求日現在の診断書も提出する場合に提出を求められます。
【年金受給選択申出書】
例えば、遺族年金を受給中の人が障害年金を受給できるようになった場合など、選択関係にある２つの年金のうちどちらを受給するかを選ぶための書類となります。
【年金請求遅延に関する申立書】
障害認定日からすでに５年以上経過している場合に、請求が遅くなった理由を説明する書類となります。
【その他の添付書類等】
請求者やその家族の状況などによって、
次のような書類の添付を求められることもあります。
年金手帳、戸籍抄本、戸籍謄本、住民票（続柄の記載のあるもの）、
所得証明書、課税（非課税）証明書、在学証明書、学生証、
障害基礎年金の子の加算請求に係る確認書、
障害年金の子の加算請求に係る申出書、請求者名義の預金通帳