なぜ、障害年金の審査では「言葉」が通じないのか?

From:宮里竹識
世田谷のスタバより、、
あなたには、「こんなはずじゃなかったのに…」と期待を裏切られた経験はありませんか?
今日は、ある起業家の苦いエピソードについてお話しします。
その人は起業した直後、自分の好きな映画や本、音楽などを記録するWebサービスを作っていました。
より良いサービスにしようと、毎日ヘビーユーズしてくれているユーザーにインタビューを行いました。
「今後、こんな機能をつけようとしているんです」
実際のデモ画面を見せると、ユーザーの反応はとても良かったそうです。
「絶対に使います!」と、目を輝かせて答えてくれました。
これはいける!と、胸が高鳴ったことでしょう。

ところが、新機能をリリースした結果、どうなったと思いますか?
「絶対に使います」と答えてくれていた人たちが、まったく使ってくれなかったのです。
あんなに絶対使うと言っていたのに、一体なぜなのか。
問い詰めるわけではなく、答えを知りたくて質問してみました。
すると、ユーザーたちは特に否定的な感情を持っていませんでした。
「以前の機能は使っていたけど、新しい機能はただ使っていない」という事実だけがあったのです。
その理由を明確に説明できる人は、少なかったといいます。
つまり、説明を聞いたときは魅力的に感じていたけど、実際に本当に使うかと言われたら違ったのです。
そして、そのことを自分でも自覚できていなかったのです。
何の悪気もなく、ポジティブな気持ちのまま、開発した機能は使われませんでした。
この経験から学べるのは、「語る言葉ではなく実際の行動に注目する」ということです。
大きな夢を語っているなら、具体的に毎日なにをしているのか。
問い詰めるわけではなく、事実を見て、目の前の相手のインサイト(本音)を見抜くのです。
実は、この「言葉ではなく行動を見る」というのは、障害年金の審査でも全く同じことが行われています。
うつ病の障害年金は、身体障害のように「視力が〇〇」と数値で明確に測れるものではありません。
「どれくらい気分が落ち込んでいるか」「毎日どれくらい辛いか」という言葉だけでは、役所の審査官には伝わらないのです。
審査官が注目するのは、あなたの「実際の行動」です。
- 食事は自分で作って食べているか?
- お風呂には一人で入れるか?
- 買い物に行けるか?
- 家族以外の人とコミュニケーションが取れるか?
いくら言葉で「辛くて働けません」と訴えても、書類上の「行動」の記載が「すべて一人でできている」となっていれば、「なんだ、日常生活に支障はないじゃないか」と判断されてしまいます。
その結果、障害年金は不支給になってしまうのです。
自分が普段何気なくやってしまっている行動(あるいはできなくなっている行動)を、正確に書類に落とし込む。
これは、うつ病で集中力や判断力が落ちている状態では、とてつもなく難しい作業です。
だからこそ、障害年金の手続きはとても難しく、その中でもうつ病での障害年金は最も難しいのです。
審査官は、あなたの言葉ではなく行動を見ます。
そして、人は無自覚に、悪意のない嘘をついてしまう生き物です。
自分では「できている」と思っていても、周りから見れば「できていない」ことなんて山ほどあります。
そんな見えない本音や実際の状況をプロの目で見抜き、適切な形で役所に伝えるのが、私たち社会保険労務士の仕事です。
うつ病で働くこともできず、経済的な不安を感じているあなたへ。
もう、一人で抱え込まなくて大丈夫です。
私たち全国障害年金パートナーズは、日本で唯一の“うつ病による障害年金専門”の社労士法人です。
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