うつ病による障害年金専門の社会保険労務士事務所

【たけしーさー日記】困った障害年金相談者たち:詐病の相談


From:たけしーさー
下北沢のオフィスより、、
こんにちは、ぼくの名前はたけしーさー。
全国障害年金パートナーズに住んでいるシーサーさ。
今日は宮里が一日中外出しているんで
ぼくが留守番をしているんだ。
と言っても特にやることはないんだけどね。
相談の電話も宮里の携帯に転送されるので、
ぼくはインターネットでYouTubeの動画を見ながら
優雅に過ごすのさ。
プルプルプル・プルプルプル・・・
電話が鳴った。



宮里め。転送設定を忘れて外出したな。
さてどうするか。
無視するという手もあるけれど
真剣に悩んでいるうつ病者やその家族からの電話かもしれないし、
話だけでも聞いてみるか。
たけしーさー:
もしもし、全国障害年金パートナーズだよ。
相談者:
もしもし、私は教育関係の仕事をしているんだけど、
教え子がうつ病になったと言っていたので障害年金の手続きを
手伝っていたんです。
たけしーさー:
ふむふむ、それで。
相談者:
無事に障害年金の請求はできて今審査中なんですが、
教え子の病気がウソだったんです!
たけしーさー:
それは大変。
相談者:
信じていた教え子に騙されたばかりか、
障害年金の不正受給にも加担してしまったんです。
何とか教え子の不正受給を止めさせたいのですがどうしたらいいですか?
たけしーさー:
それは教えられないよ。
だって、その教え子が本当にうつ病だったらどうするのさ?
病院の先生だってうつ病だと判断したから診断書を書いたんでしょ?
相談者:
おっしゃることは分かります。
今日初めて電話で話しただけの私の言葉がどこまで本当か
信じられないのも無理はありません。
たけしーさー:
そうだね。
相談者:
でも病気だとウソをついていたのは本当です。
教え子のFacebookやTwitterを見れば元気に過ごしていることが分かります。
それを教え子に問いただしても返事をしないのです。
もう私からの連絡はすべて無視されるようになりました。
とてもしたたかな子なんです。
私だけでなく医師も騙して診断書を書かせたんです。
たけしーさー:
FacebookやTwitterだけで詐病と言われてもね〜。
はいそうですか、とは言えないよ。
というわけであなたにアドバイスできることは何もないよ。
相談者:
そんなこと言わずにお願いします。
いくつか障害年金の支給を止めさせるための私が考えた案を言いますので、
「Yes」か「No」といった回答だけでももらえませんか?
たけしーさー:
しゃーらーっぷ!
だまらっしゃい、このチンチクリンが〜!
医師がうつ病だと診断しているのに、
あんた個人の言葉を真に受けて障害年金を止めさせるアドバイスなんて
できるわけがない!
常識で考えなさい。
相談者:
ですが・・・
たけしーさー:
口答えしない!
どうしても何とかしたいというなら、
教え子の家族に相談したらいいじゃん。
相談者:
家族にですか?
たけしーさー:
そうさ。
でも教え子が本当に病気という可能性も考えて
家族関係が壊れないように配慮するんだよ。
まずは、「教え子が病気と聞いて心配しています」という言い方で
家族に連絡。
次に病状や普段の生活について家族に確認。
決して教え子が病気のフリをしていると決めつけて話をしないこと。
あんたも教育者なら分かるよね。
相談者:
分かりました。
十分に配慮した上で教え子の家族と相談してみます。
たけしーさー:
そうだね。
くれぐれも慎重に動いてね。
もし本当に障害年金を不正受給しようとしているなら、
家族と一緒に障害年金の取り下げ手続きをすればいいと思うよ。
相談者:
ありがとうございました。
 
まったく、困った相談だったよ。
全国障害年金パートナーズはうつ病の人が障害年金をもらえるように
サポートする社労士事務所だよ。
障害年金の支給を止めさせる相談をされても答えられないよ。
うつ病は人によって症状が違うし
調子の良いときと悪いときで波があるんだ。
一時的に元気になったからといって
安易に治ったと考えるのは危険なんだ。
ましてや医師でもない素人がFacebookやTwitterだけをみて
詐病だと言われてもね・・・
やれやれ、とっても疲れたけどもうのんびりしてもいいよね。
しかし、またもや困った電話相談がきたんだ。
詳細は次回の記事でお伝えするよ。




【俳優】竹中直人さんと宮里が対談しました!


俳優の竹中直人さんが所長を務める経済番組に取材されました。

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