【たけしーさー日記】とある行政書士からの怪しげな電話･･･

From：たけしーさー
つくばのオフィスより、、
こんにちは、全国障害年金パートナーズの守り神のシーサー、
たけしーさーだよ。
宮里は障害年金の打ち合わせや手続きで外出したりと、
いつも忙しくしているんだよね。
でも、そんなときでも相談の電話は鳴るんだ。
普段は電話が鳴ってもぼくは出ないんだけど、
今回は何か面白いことが起こる予感がしたんだ。
ぼくのシックスセンスが
”電話に出ろ。普通じゃない話が聞ける”
と叫んでいたんだ。
なので電話に出てみたんだ。
そして、こんなことを電話で話したんだ。
ウソのようなホントの話、
都市伝説と言ってもいいかも。
信じるかどうかはあなたしだいです！
ちなみに、電話の相手は名前を名乗らなかったので、
仮に”田中さん”とするね。
たけしーさー：
はいさい！
たけしーさーだよ。
どんな用かな。
田中さん：
そちらは全国障害年金パートナーズさんですか？
たけしーさー：
そうだよ。
田中さん：
私、行政書士をしているんですが、
うつ病のお客さんからの依頼で障害年金の手続きをしたんだけど、
不支給になったんです。
不服申し立ての手続きをそちらにお願いすることはできますか？
 
この時点で色々と突っ込みたいところがあったけど、
ちょっと話を合わしてみることにしたんだ。
 
たけしーさー：
不服申し立てを受けられるかは状況によるかな。
障害年金の手続きをしたときの診断書のコピーは残っているかい？
田中さん：
はい、あります。
たけしーさー：
じゃあ、こことそこについてなんて書いてあるか教えておくれよ。
田中さん：
○○と書かれています。
たけしーさー：
今回障害年金の請求をした人は、
障害基礎年金で請求したの？
それとも障害厚生年金？
田中さん：
障害基礎年金です。
たけしーさー：
答えは出たよ。
残念だけどその人の診断書の状態じゃ
障害年金は通らないよ。
障害基礎年金は障害等級が2級以上じゃなきゃ年金の対象にならないけど、
その診断書は2級どころか3級も難しいよ。
田中さん：
分かりました。
本人に伝えます。
 
こんな感じで電話は終わったんだ。
じゃあここからツッコミを入れていこうか。
【ツッコミ①：名前くらい名乗ろうよ】
この電話の人、
行政書士をやってると言ってたけど名前を名乗らなかったんだ。
しかも事務所の固定電話ではなく携帯電話から電話してきたんだ。
きっと後ろめたい気持ちが自分でもあったんだろうね。
【ツッコミ②：社労士以外が障害年金の手続きを代行したらダメだよ】
社労士法によって、
障害年金を含めた社会保険の書類作成や提出の代行は
社労士しかやっちゃいけないんだ。
もし電話してきた田中さん（仮）が
報酬をもらって障害年金の手続きを代行してたら、
社労士法違反になっちゃうね。
【ツッコミ③：障害年金のこと、もう少し勉強しようよ】
この行政書士の田中さん（仮）、
なんで障害年金が不支給になったか分かっていなかったんだ。
障害年金が不支給になる理由は色々あるけど、
今回は診断書の記載で一目瞭然だったんだ。
「この診断書の内容でよく手続きしようと思ったね」
というのがぼくの正直な気持ちさ。
この行政書士さんに依頼したうつ病のお客さんには、
本当に同情するよ。
もし宮里に相談してくれていたら、
「今は障害年金に該当するような状態じゃないから
まずは療養に専念して、症状が悪化したら改めて障害年金を検討しては？」
というアドバイスをしていたかもしれない。
そうしたら変な期待をもって障害年金を請求し、
不支給になってがっかりすることもなかったのに･･･。
また、本当に障害年金を受けられるくらい状態が悪かったのなら
医師に適切な診断書を書いてもらえるようサポートできたのに･･･。
そうしたら行政書士に依頼したお客さんは、
もしかしたら障害年金を受け取れていたかもしれない。
そう思うと、世の中のせちがらさを感じるよ。
今回は行政書士という明らかに障害年金の専門外の人が不適切なことをした
という話だったけど、
社会保険労務士の中でも障害年金のスキルはピンキリだからね。
あなたも障害年金の手続きを社労士に依頼するときは
気をつけてね。
少なくともあなたの病気やケガでの障害年金手続きの実務経験が豊富かくらいは、
依頼する社労士さんに聞いておいた方が良いと思うよ。
ちなみに宮里はうつ病以外の障害年金はダメダメだけど、
うつ病による障害年金特化した社労士なんで、
うつ病だったらきっとあなたに喜んでもらえるはずさ！