うつ病による障害年金専門の社会保険労務士事務所

珍しい依頼を受けました


From:宮里竹識
下北沢のオフィスより、、
実は今、珍しい依頼を受けています。
それは、傷病手当金の手続き代行です。
【傷病手当金とは】
健康保険の給付の一つで、
私傷病で会社を3日以上連続で休んだ場合に、
4日目から給与の約3分の2が支給される制度。
この傷病手当金を受けるためには、
医師に「労務不能」と判断される必要がある。
たまに個人から傷病手当金の手続き代行依頼がありますが、
障害年金に比べると簡単です。
なので、お金を払って専門家に依頼するより自分でやった方が
良いですよとアドバイスしていました。
しかし今回は傷病手当金を受ける本人ではなく、
本人が所属している会社からの依頼でした。
最初はうつ病で休職した人がいるので
どう対応して良いのか相談したいということでした。
休職や復職、障害年金などの話をしていく中で、
まずは傷病手当金を受けるべきとアドバイスしました。
会社も本人も傷病手当金という制度を知らなかったので
大変喜んでもらえ、そのまま手続きも依頼したいという話になりました。
障害年金専門の社労士として開業して以来、
傷病手当金の手続きは一度も行ったことがありません。
というより、障害年金の手続きしかやってきませんでした。
しかし、傷病手当金の手続きは私が社労士事務所に勤務していたときに
何百件も行った手続きです。
久しぶりだけど問題ないだろうと思い、
傷病手当金の手続き代行を引き受けました。
かなり久しぶりでしたが覚えているものですね。
1回目と2回目の傷病手当金の手続きは問題なく終了しました。
※傷病手当金手続きの多くは毎月1回行います。
しかし、3回目の手続きで問題が発生しました。
傷病手当金申請書の医師記載欄に
「会社が復職を拒否しているため労務できない」
というコメントが書かれていたのです。
先ほど少し説明しましたが、
傷病手当金が支給されるには病気やケガにより労務不能と
医師が診断していなければなりません。
しかし、この医師のコメントからは病気が原因で労務不能とは
読み取れません。
傷病手当金の審査をする協会けんぽにも問い合わせましたが
「会社が復職拒否しているだけなら労務不能といえないので
 傷病手当金は出ません」
と言われました。
それもそうですよね。
こんな状況で傷病手当金が認められたら、
多くの会社がマネをして不正受給が増えるだけですから。
しかし、実際には会社は本人の復職を拒否しているわけでは
ありませんでした。
本人と他の社員との人間関係が悪化していて
この状況を修復する努力ができるなら復職して良いという
話になっていたのです。
ただ、本人としてはうつ病で人間関係に対する不安も大きくなっていた
ことから、悩んだ末に復職より退職を選んだのです。
これらの状況を主治医に説明して書類の修正をお願いしました。
今私の手元にその書類が医師から届きましたが、
一部は修正されているものの、全体的には不安の残る内容です。
やはり会社側の対応に問題があるという趣旨のコメントになっていました。
とはいえ最初の書類よりは随分ましですので、
本人が不利益を受けないよう、
役所と交渉しながら傷病手当金の受給を目指していきます。




【俳優】竹中直人さんと宮里が対談しました!


俳優の竹中直人さんが所長を務める経済番組に取材されました。

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