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馬の鎮静剤として使われるケタミンが、うつ病で失った喜びの感情を復活させる!?


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うつ病の治療薬は数多くあるものの、
喜びや楽しみを感じることができなくなるアンヘドニア(無快楽症)という
症状には抗うつ剤はあまり効果がないといわれています。
何も感じられないのであれば悩むこともないのでは?
と思ったら大間違いです。
本人は変わってしまった自分と本来の自分とのギャップを強く意識してしまい、
悩み続けてしまいます。
ところが、馬の鎮静剤などに使われるケタミンという薬には、
うつ病患者に喜びや楽しみといった感情を取り戻す作用がある
ということが分かってきました。
サイコロジー・トゥデイ誌に心理学者エミリー・ディーンズによる
ケタミンに関する論文が載っています。
エミリーの論文には、次のようなことが書かれていました。
●ケタミンは既存の治療薬では考えられないほど、急速にうつを回復させる
効果がある。
●ケタミンは、慢性的ストレスによって生じたシナプスの損傷を回復し、
30〜40分という短時間でうつ症状を回復させるようだ。
●ケタミンの欠点は効果が長続きしないことで、1〜2週間程度で効果が切れる
●ケタミンの効果は長続きしないが即効性があるため、より遅効性の薬と併用
することでうつ病の治療に使えるのではないか。
また、Oxford Health NHS Foundation Trustの研究チームは、
28人の単極性および双極性うつ病の患者に対してケタミンを含んだ点滴を
40分間投与するという実験を3週間で6回実施しました。
その結果、患者全体の29%にあたる8人にうつ病症状の軽減が確認され、
そのうち4人は症状が完全に消失したということです。
また、3人の患者は1回目の投与から6時間後に症状が緩和されたことも
確認されています。
短期的な効果しかないケタミンですが、
きちんと効用を理解することで無快楽症の長期的な治療につながるかも
しれません。
しかし、このケタミンの研究はそう簡単には進まないでしょう。
なぜなら、ケタミンは人間に対しては麻薬及び向精神薬取締法によって
麻薬に指定されているからです。
ケタミンの研究自体は一定の制約があるものの可能といえますが、
悪用された場合のリスクを考えるとケタミンの実用化はリスクが高いと
いえます。
麻薬に指定されている以上、広く保健医療としてケタミンが普及
することはないと思いますが、重度うつ病者の選択肢の一つとして
使用できる病院があっても良いのではと思っています。
研究者と厚労省の今後の判断に注目していきたいと思います。




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