うつ病による障害年金専門の社会保険労務士事務所

「就労継続支援A型」事業者増加の闇


From:宮里竹識
下北沢のオフィスより、、
「就労継続支援A型事業所」が全国で増加しているって、
知っていますか?
【就労継続支援事業とは】
通常の事業所に雇用されることが困難な障害者について、
就労の機会を提供するとともに、生産活動その他の活動の機会の提供を通じて
その知識及び能力の向上のために必要な訓練を行う事業の事を言います。
雇用契約を結び利用する「A型」と、雇用契約を結ばないで利用する「B型」の
2種類があります。
就労継続支援事業所のうち、
A型事業所の数がここ5年で7倍に増加し、
全国で約2,400箇所あります。
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この話だけ聞くと、
障害者の就労を支援してくれるところが増えていて良いことでは、
と考えてしまいます。
しかし必ずしもそうではありません。
なぜなら、就労継続支援事業所は国からの給付金で運営できることから、
不正を行う事業者も増えているからです。
うつ病を発症した人があるA型事業所に通ったところ、
仕事は短時間勤務の”自習”のみということがありました。
もちろん雇用契約を結んでいるので時給900円が支払われましたが、
「これでは自立できない」と感じ、結局2ヶ月で別のA型事業所に
通うことにしたそうです。
A型事業所には雇用契約を締結した者一人につき
1日7,000円〜8,000円の給付金が国から支払われます。
簡単に言うと、
労働時間を短くして賃金を抑えれば、給付金の方が大きいため儲かる
ということです。
このような不正を行う事業者が実際にいるのです。
栃木県では2015年2月に、
利用者16名が計40日出勤したように見せかけて
給付金約24万円を不正に受給したとして県内のある事業者が処分されました。
”就労継続支援事業”は制度としては素晴らしいものだと思います。
うつ病で仕事を失った人にとっても、
再スタートをきるのによく使われます。
しかし一部の不正を行う事業者により国のお金が無駄に使われています。
もしあなたがA型事業所を利用するなら、
実際に仕事が行われるところを選んでください。
仕事もないのに給与が支払われる、
あるいは必要以上の短時間勤務を強いられるというところだと、
何か裏があるかもしれません。
就労継続支援事業の闇に入り込まないよう、注意してください。




【俳優】竹中直人さんと宮里が対談しました!


俳優の竹中直人さんが所長を務める経済番組に取材されました。

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