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うつ病を治療する場合、多くの治療法がありますが
最も活用するのが投薬療法です。
この投薬療法ではうつ病の症状や治療がどの段階にあるのか、
といったことを考えながら、
様々な薬の中から服薬する薬を選ぶことになります。
薬の種類は多種多様ありますが、
大きく分けると次の二種類に分類することができます。
ドーパミンの働きを活発にしてノルアドレナリンの濃度を高めたり、
ノルアドレナリンの再取込を阻害してその働きを強める薬です。
この系統の薬を使用すると、鬱病患者の意欲を高め
一時的にですがエネルギーが湧いてきます。
うつ病が大方回復し職場復帰が近いときなど、
病気は治りつつあるけどもう一歩踏み出せないというときなどに
背中を押すための薬として活用されます。
そういえば、手塚治虫原案・監督のアニメ、『青いブリンク』で
雷獣のブリンクが主人公のカケルに「カケルくん勇気をあげる!」
といって電球を射出して勇気を与えるシーンがあったのを
思い出しました。
うつ病の意欲を高める薬は、ブリンクの電球のような効果が
あるのかもしれません。
※実際にはブリンクの電球には勇気を与える効果はなかったので、
プラシーボ(偽薬)効果といった方が良いかもしれませんが・・・
副交感神経の働きに関係するセロトニンの再取込を阻害して
セロトニンの働きを強める薬です。
この系統の薬を使用すると、不安が和らいだりよく眠れるように
なります。
うつ病の治療には絶対的な休息が必要ですので、
鬱病治療においてはこちらの薬を使う頻度が多いと思われます。
以上がうつ病の治療で使われる薬の分類に関する説明です。
どちらの薬も鬱病の治療には重要ですが、
薬が与える効果は全く異なります。
治療のどの段階にいるか、目的とする用途は何かといったことに
気を配りながら薬を飲むことが治療の促進につながると思います。
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