トリミプラミン<商品名:スルモンチール>の効果と副作用について | 社会保険労務士事務所 全国障害年金パートナーズ
この記事では、
トリミプラミン<商品名:スルモンチール>の
効果と副作用について説明していきます。
【商品名】
スルモンチール
【効能】
うつ病、うつ状態を改善する効果があります。
三環系抗うつ薬のひとつです。
落ち込んだ気分や不安感、焦燥感や何もする気がおきないなどの
うつ病の症状を和らげる効果があります。
【用法】
通常、成人は、うつ病やうつ症状に対して、
1錠25mgを2~6錠を朝と夕方の2回に分けて服用します。
症状や年齢によって、薬の量は増減します。
医師の指示のもと、正しく服用しましょう。
【注意点】
効果があらわれるまでに大体一ヶ月ほどかかります。
なので、自分の判断で服用を中止しないでください。
自分の判断で服用をやめると、体の具合が悪くなるなど、
症状が悪化することがあります。
服用を中止する場合は、医師の指示のもとで様子を見ながら
慎重に薬を減らしていきましょう。
薬の量を増やしたときや、飲み始めたときなどは、
気持ちが高ぶって落ち着かなかったり、
イライラして衝動にかられるなどの症状があらわれること
があります。
このような精神的な症状が出てきたら、
すぐに医師に連絡をして指示をもらいましょう。
トリミプラミン<商品名:スルモンチール>を含む、
三環系抗うつ薬は、他の抗うつ薬と比べても、
末梢性抗コリン作用や心毒性などの強い副作用が
でることがあり、問題になることもあります。
飲み忘れなどを防ぐためにも、家族にも症状を伝えておく
ことが望ましいです。
手のふるえ、動作が遅くなるなどの症状がでる場合があります。
自動車の運転など危険な行為は控えましょう。
心筋梗塞の症状が回復に向かっている場合や、
緑内障の患者、尿閉の患者は禁忌となります。
おしっこが出ずらい場合や、心臓に疾患のある患者、
てんかんを抱えている患者、便秘、自殺したい気持ちを
抱えている患者は慎重に服用する必要があります。
【副作用】
副作用として、めまい、口の渇き、ねむけ、立ちくらみ
といった症状がでることがあります。
ひどいときはすぐに医師に相談しましょう。
また、おしっこが出ずらくなったり、目がかすんだり、
動悸などの症状がでることもあります。
重い副作用では、麻痺性イレウスや、せん妄、錯乱、
現実ではない音や声がきこえるといった症状が
あらわれることがあります。