うつ病による障害年金専門の社会保険労務士事務所

うつ病の人を支える家族の在り方について


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※全国障害年金パートナーズに寄稿された記事を紹介します。

1.家族の誰かがうつ病を発症したら


ご家族の誰かがうつ病と診断された、もしくはうつ病になってしまった、
そんな時に多くのご家族は「うつ病を早く治さなければいけない」または
「うつ病なんていう病気は精神的な弱さや甘えから来る病気で、精神病ではない」
という考え方をベースに、うつ病の当事者である方を叱咤激励し、
さらにうつ病を悪化させてしまうケースが、日本では未だに少なくありません。
うつ病は心の病であり、
決して甘えや精神的な弱さだけから発症する病気ではない、
という事を「まずご家族全員がしっかりと認識する」必要があります。
当事者であるうつ病の患者ご本人と暮らしているご家族のサポートが、
うつ病からの回復には何よりも重要なポイントとなる事を
第一に認識してください。
 

2.うつ病の投薬治療について


うつ病の治療では、精神科や精神科を標榜する各所のクリニックで、
精神科の医師によってうつ病の診断を行った後、
うつ病のうつ状態を軽減する向精神薬が処方されます。
パキシルやジェイゾロフトなどの向精神薬は
うつ病治療で一般的に使われているお薬ですが、
うつ病は「向精神薬の服薬だけでは治らない」という事を
うつ病患者を支えるご家族が認識し、
向精神薬の服用をうつ病を発症したご家族に強要したり、
薬の量を増やす事を提言するような事は、決して行ってはいけません。
 

3.うつ病の治療にもっとも効果的な「リラックス出来る環境を作る」


ご家族がうつ病を発症した場合に、
一番効果的で基本となるうつ病の治療へのアプローチ方法は、
「うつ病患者のご本人が、精神的にリラックスして落ち着いて過ごせる居住空間を作る事」
となります。
これは、うつ病の方に「何も強制しない生活」をさりげなく作ってあげる事で、
徐々に精神的な安定をうつ病の方が取り戻す為に、非常に効果的な方法です。
うつ病となった方ご本人が、毎日のようにご家族から
「うつ病は甘えだから、病気の事など気にせずに頑張れ」と叱咤激励されたり、
「うつ病ではなく、ただの怠け癖だろう」という態度を取られていると、
うつ病の方の居場所が自宅の中に無くなるばかりではなく、
うつ病の方の抑うつ状態がさらに悪化するおそれもあります。
 

4.うつ病になった方は「大人も子供もない」


ご家族の息子さんや娘さんがうつ病を発症された場合に、
うつ病患者のお父様やお母様が
「もうこの子は大人だから、自分自身の事は自分で解決して欲しい」
という事をおっしゃるケースがあります。
しかし、うつ病は社会参加が困難となるケースも珍しくなく、
仕事はおろか通常の日常生活が送れなくなるほどのうつ状態を
発症する事もあり、もはや「自分自身の力ではうつ病を治せない」状態に
なっている事をご家族の方が理解する必要があります。
息子さんや娘さんがうつ病を発症した場合、
たとえお子さんが成人された後でも、何歳でも
「大人だから自分の事は自分で解決しろ」
という考え方は誤った考え方です。
「ご家族のお父様やお母様によるサポート」がうつ病から回復する為には、
最重要項目となる事を、認識しておいてください。




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