うつ病による障害年金専門の社会保険労務士事務所

恐怖の大根サラダ


From:山崎純平
府中のカフェより、、

仕事を終えて、電車に乗っていた時、妻から
「指切った。血が止まらない。助けて。」
と連絡がありました。

何事だ?と思い、「大丈夫?」とラインを送り、急ぎ家に向かいました。
自宅の最寄駅に着き、自転車をかっ飛ばして向かいました。

家に着くと、妻の指に絆創膏が貼ってありました。
でも、赤く染まっています。
血が止まっていないようです。

どうして血が出てしまったのか?と聞いたところ
「大根サラダを作ろとして、大根をスライサーでスライスしていたら、やってしまった」
とのこと。

キッチンのうえには、大根サラダが置かれていました。
鰹節がまぶしてあり、美味しそうです。

これが妻の指に傷を負わせた大根サラダか!
(正確には傷を負わせたのはスライサーですが・・・)

まだ止血ができていなかったため、夜間までやっている病院を探して、受診してきました。
受診したときには、指を切ってから2時間ほど経過しておりました。
病院の先生に診察してもらうときには、止血していました。

その後、治療をしていただき、家に帰ったのは夜の9時頃になっていました。

私や妻は、夜ごはんはまだでしたので、冷凍食品を食べることにしました。
それと、妻を傷つけた、にっくき大根サラダも食べることにしたのですが、妻がこんなことを言うのです。

 

「もしかしたら、私の皮膚が入っているかも・・・」

 

えぇっっっ!?

スライサーで落としてしまった妻の一部が入っているとのこと。

大根サラダには、和風ドレッシングが既にかけられており、見た目が少し茶色。「肌色」らしきものを見つけることは困難です。

しかも大根サラダはお皿いっぱいにてんこ盛りです。大根半分くらい使っているようでした。

なぜ、傷を負った後も、大根サラダを作り続けたのか?理解できませんでしたが、あえてそこは触れませんでした。
普通なら、傷を負ったら、調理をやめるはずなのに・・・

大根サラダを捨てるわけにもいかず、二人で一緒に食べました。

よくよく観察して、よくよく噛み締めて食べました。

違和感はないか?と歯に最大限の集中をしました。
こんなに恐怖を感じた大根サラダを食べたのは人生で初めてです。

その後、妻が「あ、そうだ。私の皮膚は入ってないよ。先生が言っていた。くっついているって。」

それを聞いて、ホッと安心しました。
思う存分、大根サラダを食べました。

 

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PS:後日、大根サラダを見るたびに、何かを探してしまう自分がいます。当分は大根サラダは食べたくないですね。




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