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国民年金の納付率が60%まで回復!?真に受けてはいけません。実は、20代前半の納付率は21.4%と過去最低を更新しています!


From:宮里竹識
新代田のカフェ:ピクニックより、、
厚生労働省は2013年度の国民年金保険料の納付率が60.9%と
前年より1.9ポイント改善したと発表しました。
雇用や所得が持ち直していることと、
滞納者への資産差押を強化したことが
納付率改善の理由とされています。
しかし、この納付率60.9%にはカラクリがあります。
国民年金の納付率は、
実際に支払われた保険料÷保険料を払うべき人が全部払った場合の保険料×100
で計算されます。
ちょっと分かり難いですが、
「保険料を払うべき人」の数を減らせば
自然と納付率が上がるようにできています。
具体的には、国民年金の免除者や若年猶予者を増やせばよいのです。
例えば、保険料を払うべき人が100人いたとして
その内50人が支払えば納付率は50%となります。
50÷100×100=50%
しかし、100人のうち10人の保険料を免除して、
残り90人のうち50人が保険料を支払ったとすると
納付率は約55%となります。
50÷90×100=約55%
実際に、国は国民年金の未納者に対して
免除や猶予の案内を積極的に行っています。
その結果、所得が低いなどの理由で保険料の全額免除や猶予を受けいている人は
587万人に達しています。
では、これら国民年金を免除されている人を含めた納付率は
どれくらいあるのでしょうか?
正解は、39.9%で過去最低となりました。
年代別の免除者等を含めた国民年金納付率は
次のようになっています。
●20〜24歳:21.4%
●25〜29歳:31.7%
●30〜34歳:38.2%
●35〜39歳:42.1%
●40〜44歳:43.0%
●45〜49歳:42.9%
●50〜54歳:47.5%
●55〜59歳:53.7%
これを見ると、20代前半は2割ほどの人しか国民年金を支払っていない
ことが分かります。
通常の免除制度に加えて、学生納付特例や若年者猶予といった
制度があるということが、ここまで低い納付率の理由です。
ここ20年ほどで納付率はどんどん下がってきています。
経済的な理由や年金制度への不信感が原因となって
国民年金を納めない人が増えてきたといわれています。
では、世間で良く言われるように
「年金はどうせもらえないから保険料は払わない方がよい」
のでしょうか?
年金制度の趣旨や世代間扶養といった考えは抜きにして、
損得勘定だけで考えたとしても、年金は納めておいた方がよい
というのが社会保険労務士としての私の考えです。
なぜなら、現在の制度においては10年ちょっとで自分が払ってきた
保険料分の年金を受け取れるからです。
長生きすればするほど得をします。
また、老齢年金の2分の1は税金で支払われているのですが、
逆をいうと、自分が保険料を支払わないことで年金を受給しないと
消費税や所得税などで支払った税金が自分と関係ないところで
使われてしまうことになります。
これって損ですよね。
さらに公的年金の場合、
制度を維持するための事務手数料も税金でまかなわれています。
民間の保険では事務費も保険料でまかなうことを考えると、
公的年金が優遇されていることが分かります。
それ以外にも、保険料を納めていないと
障害年金や遺族年金は支給されません。
事故や病気は不意に訪れます。
後になって後悔しないよう、
国民年金は納めておきましょう。
経済的に難しければ免除申請をしておくことをお忘れなく。




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