うつ病による障害年金専門の社会保険労務士事務所

まさかの電話


From:佐々木仁志
川越市内のカフェより、、

これは私の、実際の話です。

2018年秋。

「男性の方から佐々木さん宛てに電話がありましたよ。
『ホームページ見ました、がんばっていますね、応援しています』って。
名前聞いたけど教えてくれませんでした。
折り返しもいらないとのことです」

ある日会社で仕事をしていたら、
受付の担当者からこのように言われました。
誰だろう?と思いましたが、
わかるわけもなく、この話はこれで終わりました。

それから4年後の2022年、春。

会社で仕事をしていると電話が鳴り、
私が出ました。

警察署からでした。

「佐々木さんですね?
あなたのお父さんと思われる男性が
都内のアパートで亡くなっているのが見つかりました」

私は大変混乱しました。
警察官は続けます。

「その男性は生活保護を受けて一人暮らしをしていました。
これから詳しく調べますが、死因は癌だと思われます。
室内にそちらの会社のホームページを印刷した紙があり、
そこの社員一覧にこの亡くなった男性と同じ苗字の方がいたので
息子さんかと思ってお電話しました」

私は混乱しながらも、
だから会社に電話が来たのかと思い、
亡くなった父の境遇を想像して
自然と涙があふれてとまりませんでした。

私が混乱した理由は、
私が16歳のときに
母から「お父さんは癌で死んだ」と聞いていたからです。

父は新しい機械が好きでした。
私が7つか8つの頃、
まだ一般的でなかった家庭用ビデオカメラを
父が買って帰ってきたことがあって、
二人でめちゃくちゃ興奮して
いろいろ撮りまくりました。

私はそんな父が大好きでしたが、
もらった給料をそうしてすぐに使ってしまう父に
母がはげしく怒り、ケンカばかりしていました。

そうして父と母は
私が10歳のときに離婚。
私は弟とともに、母と暮らすことになりました。

やがて私が16歳になったある日、
ふと母に「お父さんって今ごろ何をしてるのかな」と聞いたら
「お父さんは肺癌で死んだわよ、タバコの吸いすぎでね」
と言われました。

そこで私は、ああ、そうなんだ、
もう父と会うことはできないのだな、、、と思いました。

そうして30年後の現在(2022年)。
そんな父が、実は最近まで生きていて、
そして死んだのです。
(その後のDNA検査で私と99%つながりがあると証明されました)

2018年に
「応援しています」と会社に電話をくれたのも
父だったと思います。

その後、私はいろいろあって疎遠になっていた母に
ひさしぶりに電話しました。
今回の父のことを伝えるためと、
なぜ私が16歳のときに
父は死んだと言ったのかを聞くためです。

母は
「あの頃はお父さんのことが許せなくて私の中で殺してた。
そのまま伝えてしまってごめんなさい」
と言いました。

母と日頃からもっといろいろ話していたら、
父がまだ生きていることを聞けたかもしれません。

そうしたら、大好きだった父と
また話すことができたかもしれません。

そう思っても、
もうどうしようもできない後悔です。

せめてこのことを教訓として、
これからはできるだけ後悔の少ない人生を送ろうと
日々思っています。




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