るろうに剣心から学ぶプラシーボ効果

From：山崎純平
草加のカフェより、、

るろうに剣心というマンガの序盤に、黒笠という敵が登場します。
黒笠は、なんと自分に暗示をかけて、自分の潜在能力を引き出すのです。

↑黒笠（鵜堂刃衛：うどうじんえ）

潜在能力ですので、普段は眠っています。
人は、実力の7割も出せていないと言われています。
自分の実力を全部出すことって、とても難しいのです。

それを、黒笠は自己暗示をかけることで、自分の実力を100％発揮して、主人公の剣心の前に立ちはだかります。

黒笠がかけた自己暗示は、

我！不敗也（ふはいなり）！
我！無敵也（むてきなり）！
我…最強也（さいきょうなり）！

です。

この自己暗示によって、黒笠の筋力は増大し、強さを増すのです。
自己暗示、恐るべし。

これは、現代でいうと、プラシーボ効果と言われます。
プラシーボ効果とは、全く効き目のない薬を「これはとてもよく効く薬だ」と思い込むことで、
本当に効き目を感じてしまう効果です。
いわゆる、思い込みということですね。

黒笠は、そのプラシーボ効果を実証したのです（明治時代に笑）。
プラシーボ効果は、科学的に証明されています。

例えば、あなたが、うつ病で働くことが出来ず、お金の不安を抱えていたとします。
そのときに、「私は、お金の不安を抱えていない。」と自分のことを思い込ませることが出来たら、
きっと、今よりだいぶ気持ちが楽になると思います。

では、やってみましょう。
私は、お金の不安を抱えていない。
私は、お金の不安を抱えていない。
私は、お金の不安を抱えていない。

どうですか？
効果はありますか？

きっと、ないと思います。
自己暗示をかけるより、実際にその問題を取り除かなくてはお金の不安を消すことは出来ません。

例えば、あなたの家の中にライオンがいたとして、「ライオンはいない、ライオンはいない」と、
いくら思い込んでも、安心して家にいられないですよね。
ライオンを早く追い出さないといけません。

だから、あなたが抱えているお金の不安は、お金を得ることでしか解決ができないのです。
働くことができればお金を得ることができますが、
うつ病のせいで、働くことが難しいと思います。

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