ダイヤモンドの鑑定士になるには？

From：鶴岡正也
吉祥寺駅前のカフェより、、、

いつの間にか技術の進歩でダイヤモンドも人が作れるようになりました。通販番組では、人工ダイヤモンドのネックレスや指輪をよく見かけます。

とても綺麗で人口と天然のダイヤモンドの違いが分かりません。
分かりやすい違いは値段の桁数ぐらいです。

技術の進化で、どんどん精巧になっていく現代。
どうやってダイヤモンドの鑑定士になるのだろうか？気になり調べてみました。

鑑定士の資格は、国際的に有名なものが２つあります。

・アメリカ宝石学研究所のGG
「GG」はGraduate Gemologistの略で、直訳「宝石学修了者」と言うものです。
鑑定士の資格を取得までに約2,500,000円かかります。

・英国宝石学協会のFGA
「FGA」はFellow of The Gemmological Association of Great Britainの略で、直訳「英国宝石学協会特別会員」です。
こちらは取得まで1,000,000円かかります。

訓練の中では、実習用宝石を顕微鏡で見たり、ルーペで見たり、ひたすら本物に触れていきます。
多くの本物を見ることで、偽物を見抜けるようになるようです。

つまり言葉で説明するのが難しい小さな違いに気づくには、
本物に触れる数が重要。

私の経験でも似たことがありました。
以前、私は美少女フィギュア店で店長をしていました。（詳しくは自己紹介動画）
中古品の買い取りもしていたので、偽物（海賊版、模造品）を目にすることが多くありました。
スタッフに向けて、真贋の鑑定する資料を作った経験があります。
どこを見れば、偽物（海賊版、模造品）ということがわかるか、偽物の特徴をまとめた資料です。
しかし資料を作っても入社し間もないスタッフでは、
見分けることができませんでした。

では、どうやって見分けるようにしたかと言うと、、、、

それは本物を1ヶ月間 毎日100個見てもらうことでした。
乱暴なようですが、元々フィギュアが好きなスタッフです。
みんな喜んで毎日100個以上見ていました。

すると1ヵ月後には、資料が無くても真贋の鑑定ができるようになるのです。

「数を経験することがベストな教育になる」ことはあります。

量が質を産むと言う考え方です。
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