うつ病の改善にはヒップホップが効果的!? | 社会保険労務士事務所 全国障害年金パートナーズ
イギリスから興味深いニュースが入ったのでご紹介します。
他の曲のフレーズやビートを利用してラップをのせていくのが
ヒップホップ音楽です。
歌詞が激しいのも特徴ですよね。
”癒やし”にはほど遠いイメージのヒップホップ音楽ですが、
ケンブリッジ大学の研究者によれば
ヒップホップの音楽はうつ病の改善に効果があるそうです。
ヒップホップ・ミュージックの歌詞には、
困難を乗り越えて栄光を手にするといったメッセージが込められていることが
多いため、前向きな気持ちになれるそうです。
ヒップホップは1970年代、ニューヨークのブロンクスで生まれた文化で、
貧困やドラッグ、犯罪などの社会的迫害を受けたエリアの若者たちが
作り出しました。
彼らはディスコではなく公園に集まり、
DJやラップの音楽にあわせてブレイクダンスを踊っていました。
曲に載せるラップは自分たちのライフスタイル・思想・社会風刺などが
多いですが、どれも前向きでエネルギーに溢れています。
そういえば、ヒップホップをやっている人はポジティブな人が多く、
ネガティブなラッパーなんて見たことがありません。
ヒップホップによるメンタルヘルスの向上を目的とした
イニシアチブHIP HOP PSYCHの設立者Akeem Sule氏は、
「情景が目に浮かんでくるような豊かな語りスタイルのラップは、
ポジティブな未来や状況を想像させることができるため、
特定の層のうつ病患者のセラピーとして効果が見込める」
と語っています。
重度のうつ病に効果があるかは何とも言えませんが、
気分が落ち込んだときにヒップホップを聴くのは良いかもと感じました。