うつ病による障害年金専門の社会保険労務士事務所

精神科医の診療報酬はもっと上げても良いのでは・・・?


From:宮里竹識
下北沢のオフィスより、、
日頃から障害年金のサポートをするためにうつ病の人から話を聞いたり、
精神科医の先生と話をしていて感じることがあります。
それは、
”精神科医の診療報酬はもっと上げても良いのでは”
ということです。
というのも、
現在の診療報酬体系では良心的な先生がいる病院ほど
経営が苦しくなってしまうからです。
うつ病の治療には薬がもちろん大切ですが、
薬物療法と同じくらい認知行動療法のようなカウンセリング、
精神療法というの重要です。
このようなカウンセリングを行うには、
医師と患者がそれなりの時間対話をしなければなりません。
精神科の初診の診療報酬は、
30分以上で4000円、30分未満で3300円となります。
その他にも請求できるものもありますが、
30分未満での報酬は5000円前後となります。
うつ病患者さんの負担としては、
1割負担の人は500円、
3割負担の人は1500円という感じですね。
うつ病患者一人当たりの報酬を5000円と仮定して、
経営的な観点から見てみましょう。
患者のことを考えてしっかりと話を聞く良心的な先生だとして、
一人当たり30分近く診察したとします。
1日8時間診察したとして患者数は16名、
1日の報酬は8万円となります。
1ヶ月に22日営業したとすると、
月の売上は176万円となります。
これだけ見るとけっこう儲けているように見えるかもしれませんが、
テナントの家賃やスタッフの人件費、その他諸々経費を考えると
経営的にはかなり厳しくなってしまいます。
医師も自分の生活やスタッフの生活を考えなければならないので、
一人一人のうつ病患者に多大な時間をかけられないというのが
現状なのです。
その結果、数分の診察時間で多くの患者を診るという診療が
多いのです。
とはいえうつ病の治療には医師やカウンセラーによる
精神療法も非常に重要な治療法となります。
現在の資料報酬体系ではどうしてもこのあたりが
疎かになってしまうのです。
なので、
精神科医の診療報酬をもっと上げることで診療時間を増やしてはどうかというのが
私個人の考えです。
診療報酬が上がるとうつ病患者さんの窓口負担も上がってしまうという
点もありますが、そこは自立支援医療を活用してもらい
1割負担にすることである程度対応できるかと。
医師の経営も安定しつつうつ病患者さんにもやさしい医療制度が
広がることを願っています。




【俳優】竹中直人さんと宮里が対談しました!


俳優の竹中直人さんが所長を務める経済番組に取材されました。

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