精神障害の等級判定ガイドラインがようやく実施されます! | 社会保険労務士事務所 全国障害年金パートナーズ
From:宮里竹識
下北沢のオフィスより、、
都道府県単位で審査される障害基礎年金ですが、
都道府県によって障害年金の認定率・不支給率が大きく異なっていることが
問題視されていました。
その問題を解決するために専門家検討会が複数回開かれ、
都道府県によって差が生じないよう、
等級判定のガイドラインが作成されました。
しかし中々実施日が決まりませんでした。
私も何度か年金事務所に行った時に職員と話をしたのですが、
「まだその情報はきていませんね〜」
という回答ばかりでした。
それが平成28年7月15日、
厚生労働省からようやく発表がありました。
⇒『国民年金・厚生年金保険 精神の障害に係る等級判定ガイドライン』の策定及び実施について
これによると、
平成28年9月1日から等級判定のガイドラインが実施されるそうです。
私個人としては、
兵庫県などこれまで審査が厳しすぎた地域では適切に障害年金を
受けられるようになるので良かったと思います。
また、結果の見通しが事前にある程度分かるのもいいですね。
もちろん、いままで審査がゆるかった地域にとっては
障害年金の不支給率が高まるというデメリットもありますが・・・。
なにはともあり、全国一律の公平な審査が望まれます。
色々問題は起こるでしょうし役所の不備を指摘する人も
出てくるでしょう。
でも、そうやって少しずつ状況か改善していけばよいのではと思います。