二人の仙人

From：宮里竹識
秋葉原のオフィスより、、

昔、あるところに二人の仙人がいました。

二人は、
仙人というだけあって人智を超越した力をもっていました。

ある人は不治の病を治してもらいに、
またある人は自分の将来を見てもらうために
仙人のもとを訪れます。

二人の仙人はともに人々からの信頼も厚く、
多くの人を助けていましたが、
少しばかり違う道を行くことになりました。

一人目の仙人はより多くの人を助けようと都で店を開き、
よろず相談をすることにしました。

一方、二人目の仙人は人里離れた山奥にこもり、
病気の治療薬だけを作ることにしました。

さて、この二人の仙人は今後どうなったと思いますか？

二人とも人智を超えた力をもっています。

違いは、
一人目の仙人が都で多くの人のために何でも相談所を開いたのに対し、
二人目の仙人は山奥にこもって病気の治療薬を作ることに専念したということです。

もちろん二人のもとにはたくさんの人が訪れます。

一人目の仙人は都にいますので簡単に会いに行くことができます。

どんな悩みも相談にのってくれますので、
都の人々にとって大変重宝されました。

二人目の仙人は山奥に行ってしまいましたので
簡単に会うこともできません。

仙人に会うためには、
険しい山道を越え、山賊や獣などに襲われるリスクもあるため、
実際に二人目の仙人に会える人はごく僅かでした。

それでも仙人に会うために危険な山奥を目指す人は
後を絶ちませんでした。

そんな危険なことをしなくても、
都にいる仙人のところに行けば病気の薬をもらうことができます。

でも人々は、
病気を治すための方法としては、
山奥の仙人を選んだのです。

そうしていくうちに、
仙人と呼ばれるのは山奥にいる仙人一人となったとさ。

この二人の仙人の話、あなたはどう感じましたか？

一人目の仙人は多くの人を助けられるよう都で店をかまえ、
様々な相談に応じていました。

しかし、あまりにも人々の身近な存在となり、
いつでも会えることからありがたみがなくなり
仙人と呼ばれることもなくなっていきました。

二人目の仙人は一人目とは逆の道を行きます。

人里離れた山奥にこもり、
簡単には会えなくなってしまいました。

でも、多くの人が危険を承知で二人目の仙人のもとへ向かうのです。

山奥の仙人に会うためには大きな苦難を伴いますが、
それでも人々が山奥の仙人を目指したのは、
どんな理由があったのでしょうか？

おそらくですが、
山奥の仙人は簡単には会えないからこそ
この人はすごい人なんだと感じたのではないでしょうか。

仙人のもとにたどり着くまでの道が険しいほど、
それを乗り越えた先に病気の治療という結果が待っている
と期待されたのでしょう。

人は簡単に手に入るものよりも、
苦労して手に入れたものに価値を感じますからね。

なぜこんな話をしたかというと、
最近の私が山奥の仙人のような状態になっているからです。

実際に山奥にこもっているわけではないのですが、
いくら電話してもつながらないという状態が続いているのです。

電話がつながらない理由は、
事前に予約したお客さんとの打ち合わせをしていたり、
障害年金の手続きのために年金事務所に行くなどしていて
単純に電話に出ることができないからです。

さらにいうと、
障害年金のサポートをする社労士さんの多くは
休日や夜間でも対応していたりします。

しかし私は業務時間外や休日に電話が鳴っても
出ることはほぼありません。

とまぁこんな感じですので、
山奥の仙人のように簡単には話ができない存在となってしまったのです。

このことに対してお客さんの反応は二つに分かれます。

一つは、
なぜ電話に出ないんだと怒りをあらわにする人。

もう一つは、
お忙しいところ相談にのってもらいありがとうございますと
感謝を示す人。

大変ありがたいことに
私たち全国障害年金パートナーズのお客さんのほとんどが後者です。

まだしばらくは山奥の仙人状態が続きそうですが、
ご縁があって話ができた人には
少しでも経済的不安を解消してうつ病治療に専念できるよう、
適切なアドバイスをしたいと思います。

【追伸】
電話はつながりにくいのですが、
メールは大丈夫だったりします。

もしあなたが自分のうつ病で障害年金を受け取れるか知りたいなら、
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その方がより確実です。