遠方からの依頼でも全く不安がありませんでした!(山口県T.Sさんの事例) | 社会保険労務士事務所 全国障害年金パートナーズ
1.基本情報
氏名:T.Sさん
年齢:40代
性別:男性
都道府県:山口県
病名:うつ病
請求方法:事後重症
ご利用サービス:プレミアム受給代行
結果:障害基礎年金2級
年金額:約78万円
2.事例
学生時代に海外留学をして、
海外の文化や環境になじめずに吐き気やめまいに苛まれていたT.Sさん。
その後帰国して通院。
ある程度調子が良くなったので再度海外留学。
留学を終えて日本に戻り、
体調が悪いながらも通院しつつ就職。
数年間通院しながら働いていたものの限界となり、退職。
その後20年ほど働けない状態が続いています。
T.Sさんは最初は自分で障害年金の手続きをしようと
市役所へ相談に行きました。
ところが市役所の窓口で
「あなたの初診日は海外留学中で、当時は住民票も日本になかった。
初診日に日本の年金制度に加入していなかったので障害年金はでない」
と言われてしまったのです。
当然ですがT.Sさんは落ち込み、一度は障害年金を断念します。
その数年後、私が別のお客さんの障害年金をサポートしたのですが、
そのお客さんの友人がT.Sさんでした。
その縁があって私がT.Sさんに詳細を聞き、
本当に障害年金はもらえないのか確認することになりました。
T.Sさんと話をする限りは、
障害年金の対象とはならない可能性が高いと思いました。
しかし、ここであきらめるのはまだ早いと感じ、
初診の病院に実際に受診状況等証明書を依頼しました。
幸いなことに20年以上前のカルテが残っており、
受診状況等証明書を病院に書いてもらうことができました。
その内容を見ると、病名が「胆のうジスキネジ−」となっていたのです。
症状として吐き気やめまいはありましたが、
必ずしも現在のうつ病とは直接因果関係のある病気とは言えないものでした。
そこで二番目の病院、三番目の病院と受診状況等証明書を依頼し、
三番目の病院でうつ病と因果関係の認められる「不安神経症」という
病名の証明書が出てきました。
ここを初診日にすれば障害年金が支給される可能性があるのです。
次はいつものとおり主治医に診断書を依頼、
その他の書類を私が作成という流れです。
ちなみにT.Sさんの日常生活の状況は次のようなものです。
●食事は一日二食だが、自分では作れず、白米のみという日も多い
●入浴は週に3日、お湯を浴びる程度
●部屋の掃除は全くできない
●通院時以外は外出できないので、一人での買い物も行えない
●人と話すとすぐに疲れてしまい、自分の気持ちを言葉にできない
●家から出たり人と話せないため、社会的な手続きはすべて親が行っている
障害年金の審査の結果は、無事に2級が認定されました。
一度は市役所に「障害年金は無理だ」と言って断られた案件です。
私が書類を提出したときも、
「この人が以前相談にきたときの記録と初診日が違うんですがどういうことですか?」
ということを言われました。
”役所としては障害年金を出したくないんだな”
と感じましたが、
「本人の記憶と病院のカルテに基づいた記録がことなっていましたので障害年金を申請します」
と言って通しました。
市役所の職員や年金事務所の職員は、
必ずしも障害者の味方ではないという典型的な例ですね。
とはいえ今回の案件、
初診日がいつになるのかを調査し、
こちらの主張を説得力のあるものにするには
それなりの専門知識とスキルが必要で大変でした。
今年私が関わった案件の中では、一番難しかったです。
でも一度はダメと言われた障害年金が認められて良かったです。
社会復帰するにはまだまだ時間がかかりますが、
障害年金をもらって今は療養に専念してほしいところです。
3.T.Sさんの声
経済的不安や体調悪化に悩んでいました。
そんなとき、友人の紹介で全国障害年金パートナーズを知りました。
一度市役所に障害年金は無理だと言われていましたが、
宮里さんと話をしてすぐに受給代行を依頼しました。
依頼した決め手は、専門性・クオリティーの高さです。
親身に対応して下さり、安心して身を任せさせていただきました。
実際に受給代行をしていただいて、
あまり物理的な距離感は感じませんでした。
遠方からの依頼でも全く不安がありません。