うつ病による障害年金専門の社会保険労務士事務所

うつ病が女性に多いというのはウソ!


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男性と女性では、
女性にうつ病が多いと言われていますが、
それは誤りです。
なんてことをいうと、
次のような反論がくると思いますので、
それぞれコメントしていきます。
●統計的にも女性の方がうつ病が多い
⇒これは本当です。
うつ病の男女比は、男性一人に対して女性二人となっており、
男性の2倍の数の女性がうつ病にかかっていることになります。
●妊娠や出産のときにはうつ病にかかりやすい
⇒妊娠の前後では女性ホルモンのバランスが急激に変化しますので、
それが精神状態にも大きな影響を与えていると考えられます。
⇒また、妊娠や出産そのものがストレスとなって気持ちが
落ち込むこともあります。
⇒実際、妊娠中の女性の6人に1人がうつ病になっているそうです。
●PMS(月経前症候群)の影響
⇒イライラや集中力の低下、涙もろくなるといった症状があり、
女性ホルモンの変化によって気持ちが不安定になるもので、
女性の80%が経験するといわれています。
●女性に特有のうつ病がある
⇒キャリアウーマンや良い妻になろうとして無理をした結果
うつ状態になってしまうこと、
子育てを生きがいにしていた母親が子どもの独立を機に
気力を失ってうつ状態になること、
引っ越しのストレスでうつ状態になること、
といったことが女性は起こりやすいといわれています。
それぞれのコメントすべてを肯定してしまいました。
本当の事を否定するわけにはいかないので仕方ありません。
でも、このままでは議論になりませんので
別の視点で女性ばかりがうつ病になるのではないことを主張をします。
あえて偏った主張をしていきますので、
気分が悪くなるかもしれません。
「男女差別」という言葉に反応される方は、ここから先は読まないでください。
【主張①:男性は、女性に比べて心療内科や精神科に行きにくい】
男女の特徴として、ストレスをため込んだとき女性はそれを言葉にしたり
はき出すことで解消しようとします。
一方、男性の場合は弱い姿を見せたくない・強くありたいという気持ちから
ストレスを抱え込んでしまうことが多いといえます。
心療内科や精神科に通うという行為も同様です。
女性の場合は今のつらい状態を何とかしたくて病院に行くことを決意する
事が多いのに対して、男性は病院に行くのを恥ずかしいと感じ、
耐えることを選択することがあるのです。
もちろん、全員がそう考えるわけではありません。
ただ、全体の一定数がそのような傾向があるだけで大きな差になってきます。
【主張②:ストレスの大きな仕事は男性が行うことが多い】
女性の社会進出が進んできたとはいえ、まだまだ平等とはいえないのが
日本の現状です。
例えば、労働者に占める女性管理職の割合ですが、
日本は11.9%しかありません。
米国は43.1%、フィリピンは52.1%が女性管理職です。
その他の先進国と比較しても日本の女性管理職の割合は最低レベルです。
なぜ日本では女性は上の役職につけないかという大きな問題もありますが、
今回の記事の趣旨から外れるので今はその話にはふれません。
ここで言いたいのは、責任のある役職、言い換えるとストレスの大きい仕事は
男性が対応しているということです。
責任ある仕事というもの以外にも、文化の大きく異なる海外への出向や
大量に従業員を解雇するときの責任者といった、
大きなストレスが発生する仕事は男性が行っていることが多いのです。
ここで話を戻します。
女性にうつ病が多いからといって、
男性がうつ病になりにくいわけではありません。
仕事を原因としてうつ病にかかる男性も相当数いるものの、
病院に行くことができなくて表に出てきていないだけなのです。
冒頭で、うつ病は女性に多いというのはウソだと言いましたが、
正しくは「女性にも多いが、表面化していない男性うつ病者も多数いる」
というのが私の考えです。
うつ病に対しては、昔よりも社会的に認知されてきてはいるものの、
まだまだ潜在的なうつ病患者は沢山います。
うつ病は脳内の神経伝達物質の異常が原因となって起こる病気と
考えられています。
風邪のように、誰にでも発症しうるものです。
けっして「甘え」ではありません。
うつ病にかかると、
経験したことのない苦しみが襲ってきます。
自分だけでなく家族も苦しんでいるかもしれません。
うつ病はただの病気ですので、
風邪を引いたときと同じように
うつ病だと感じたら心療内科や精神科にいきましょう。
時間はかかるかもしれませんが、
少しずつ治していきましょう。
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【今回の記事の補足】
男性にもうつ病で悩んでいる人が多いことを説明するため、
偏った視点で話をしています。
ストレスの強い仕事は男性に多いという主張については、
パワハラやモラハラなど女性も悩んでいるんだという意見もあるかと
思いますが、今回の記事の趣旨から離れてしまうためあのような
表現で伝えています。
宮里自身はこれまで以上に女性が社会で活躍してほしいと思っています。
そのためにも、地方選挙・国政選挙では出産や育児・介護と経済発展の
バランスを考えている候補者に一票を入れています。




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