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双極性障害(躁うつ病)の症状において、投薬治療で最初に試すべき薬が何かが明らかになりました! | 社会保険労務士事務所 全国障害年金パートナーズ


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双極性障害(躁うつ病)は、気分の落ち込みと高揚を繰り返す症状の病気で、
その治療薬には多くの種類があります。
人によって症状や薬の効力にも差があり、
どの薬を選べば良いかについては難しい問題でした。
また、多くの薬を比較する研究というのもこれまで行われてはいませんでした。
今回、九州大学の三浦智史助教・神庭重信教授らによる研究チームが、
双極性障害の維持治療薬を比較調査し、リチウムが最初に選ぶべき薬である
と発表しました。
研究は、1970年から2012年までに参加者6846名・治療薬17種類を
比較して行いました。
その結果リチウムは、下記評価項目のすべてでプラセボ(偽薬)よりも
優れていることが分かりました。
●すべての気分エピソード再発症例数
●躁病/軽躁病/混合エピソード再発症例数
●うつ病エピソード再発症例数
リチウム以外の薬は、上記3項目の1つ以上がプラセボと差がないか、
信頼度が低いと評価されました。
リチウムは双極性障害の治療薬として以前から使われていたものですが、
改めて有力な薬の一つであることが分かりました。
とはいえリチウムさえあれば双極性障害(躁うつ病)を治せるというものでは
ありません。
あくまでも最初に選ぶべき治療薬という意味です。
もちろん、薬の副作用の問題や新しい治療薬・治療法の開発なども
随時行われていますので、実際の治療薬の選択は主治医の判断に
従うようにしてください。
双極性障害(躁うつ病)の人は、
特に躁状態では自分は何でもできると思い込んでしまい、
人の話を聞けなくなるという症状が出ることがあるので、注意が必要です。




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