うつ病の改善に運動が効果的ということが、改めて証明されました | 社会保険労務士事務所 全国障害年金パートナーズ
うつ病の予防や治療には運動して体を動かすのが効果的、
というのは随分前から言われていましたよね。
ただ、なぜ運動がうつ病に効果的なのかというのは
あまり知られていません。
「運動は健康に良いから」
といった認識の人がほとんどです。
そこで、
運動がうつ病に与える影響について研究した
ベルン大学のミルコ・ウェグナー氏の調査について話をします。
ミルコ氏は4万人以上を対象として調査を行った結果、
運動や体を動かすことは抗うつ剤と同じような効果があると
科学雑誌「CNS & Neurological Disorders – Drug Targets」で
発表しました。
抗うつ剤は脳内伝達物質であるセロトニンの量を増やし、
気分の落ち込みや眠れないといった症状をやわらげます。
そして、運動も抗うつ薬と同様に脳内のセロトニンの量を増やしている
ということが分かったのです。
このことから、医学的にも運動がうつ病を改善させる理論が明確になりました。
実際、精神科や心療内科にかよっていると
医師から「運動しなさい・散歩しなさい」と言われることも多いです。
しかし、軽度のうつ病であれば運動できることが多いといえますが、
障害年金の対象になるほど重いうつ病者の場合、
運動や散歩どころか、おっくうで外出できないという人も多いです。
ただ、ずっと家の中で変化のない生活を送っていると、
思考や感情が鈍くなりうつ病の治療期間が長くなりがちです。
可能であれば、
図書館にいって本を読む
公園にいって日光浴をする
ゲームセンターにいってぬいぐるみを取ってくる
という感じで、外に出る、散歩することをやってみてください。
少しでも体を動かす時間を作ることで心が軽くなることもあります。
ジョギングなどの運動ができるようになるとベストですね。
継続して運動できるようになると、
それまで楽しめなくなっていた趣味なども
再び楽しめるようになるかもしれません。
私も気が滅入ったときなどは運動して気分を発散するようにしています。
運動の内容は、
今更ですがビリーズブートキャンプです。
ビリー隊長にしごかれながら敵を倒すイメージで筋トレ、
思いのほか楽しいです。