うつ病による障害年金専門の社会保険労務士事務所

うつ病の治療から復職までの3ステップ


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うつ病で治療を受けている人からのよくある質問として、
「このまま治療を続けていて病気は良くなるのか?」
というのがあります。
人によって症状の重さや薬の相性、休息できる環境も異なるため
私がこの質問に答えるのは困難です。
しかし、うつ病で休職するなど、療養に専念してから
復職するまでの過程には3つのステップがあります。
これからその3ステップを紹介しますので、
自分がどのステップにいるかを考えれば
今後どのように治療内容が変わるのかや
回復までの道筋がある程度見えてくると思います。
【ステップ①:強制的に休む】
とにかく、休むこと。
それが全てです。
十分な睡眠と栄養摂取を心がけましょう。
この時期に無理な運動は厳禁です。
気分転換といって旅行に行ったり映画に行くなど、
活発な行動は逆効果と理解してください。
何が何でも休むことに専念してください。
●休むことが仕事
●何もしないことが休むこと
この二つを意識して下さい。
この休む期間は、1ヶ月〜3ヶ月ほどが目安ですが、
症状が重い人やうつ病を発症しても休み始めるまでに時間がかかった人は
もっと休息期間が必要なケースも多くあります。
【ステップ②:適度な運動を行う】
ひたすら休む期間が終わったら、
少しずつ運動を心がけましょう。
休み続けていると、
「動きたい・何か行動したい」
といった気持ちになることがあります。
そうなった時が運動開始の時期といえます。
ただし、このステップ②に進むためには
少なくとも1ヶ月はステップ①の休む期間をおいてください。
初めに取り組む運動としては散歩がベターです。
この散歩をしていて頭痛や吐き気といった症状が現れたら
まだ運動のステップは早かったと判断して、
ステップ①の休むことに専念してください。
散歩を続けて問題なさそうなら、
有酸素運動に取り組みましょう。
少し早歩きで散歩するとか、自転車でのサイクリングなんかが
良いでしょう。
最初のうちは運動の疲れが残りやすく、
1時間運動すると2時間寝るといった状態となります。
また、午前中は眠くて動けないけど、
午後からなら動けるといった状態です。
この散歩や有酸素運動をする期間は2ヶ月程度が目安です。
もちろん、症状によってはこの運動のステップは
長くなることもあります。
【ステップ③:復職準備期間】
運動できる時期を乗り越えたら、
次は復職を考える時期となります。
では、どのような状態であれば復職可能かについてですが、
●生活リズムが回復していること、
●体力が回復していること、
●就労意欲が回復していること
がポイントです。
具体的には、次の六つの質問にすべて「Yes」といえれば
職場復帰が可能と思われます。
⑴決まった時間に寝起きできる
⑵朝、不快感なく目覚めることができる
⑶一人で通勤することができる
⑷一日8時間程度活動できる
⑸復職したいという意欲がある
⑹働く場面を具体的に想像しても不安にならない
この六つの質問のうち、一つでも不安があれば
まだ復職の準備はできていない可能性があります。
以上が、うつ病で休み初めてから復職を判断するまでの
3ステップです。
もちろん、実際の復職については医師や会社の判断、
鬱病者自身の気持ちが重要です。
ただ、復職に至るまでの道筋のうち、
自分がどの辺りにいるのかという意味では
今回紹介した3ステップは参考になるかと思います。




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